食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06150740149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「Appethyl(登録商標)と体重の減少:欧州議会及び理事会規則(EC) No 1924/2006第13条第5項に準拠した健康強調表示の評価」に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年10月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月11日、「Appethyl(登録商標)と体重の減少:欧州議会及び理事会規則(EC) No 1924/2006(※訳注)第13条第5項に準拠した健康強調表示の評価」に関する科学的意見書(2023年8月31日採択、15ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2023.8239)を公表した。概要は以下のとおり。
 Greenleaf Medical社からスウェーデンの管理当局経由で提出された、規則(EC) No 1924/2006第13条第5項に準拠した健康強調表示の認可を求める申請を受け、EFSAの「栄養、新食品及び食物アレルゲンに関する科学パネル(NDAパネル)」は、Appethyl(登録商標)と体重減少に関連する健康強調表示の科学的実証に関する意見書を提出するよう要請された。
 Appethyl(登録商標)は、ホウレンソウの葉由来の水性エキスで、その製造工程とin vitroにおけるリパーゼ/コリパーゼ阻害によって標準化されている。NDAパネルは、当該食品の特性評価は十分であると考えた。体重の減少は、過体重/肥満のヒトにとって有益な生理学的効果である。申請者は、体重に対する当該食品の効果を調査した全部で3件のヒト介入研究が健康強調表示に関連すると特定した。
 エビデンスの重み付けにおいて、NDAパネルは、最低限の食事の助言と適度な身体的活動の下で、プラセボと対比し、当該食品(5 g/日、12週間)には体重に対する効果がないこと、及び予め定められたエネルギー制限と適度な身体的活動の下で、当該食品の介入に起因する体重減少から、過体重/肥満の対象集団に有益な生理学的効果は予測されないことを考慮した。NDAパネルはまた、1件の研究において示された初めの体重減少後の体重維持に対する当該食品(5 g/日、24週間)の効果は、異なる設定においては再現されず、研究結果の外的妥当性(external validity)に疑問があること、及び当該食品の毎日の摂取がヒトにおける体重に対し持続的な効果を及ぼし得るメカニズムに関するエビデンスが提供されなかったことを考慮した。NDAパネルは、申請者から提案された使用条件において、当該食品の摂取と体重減少との間に因果関係は確立されなかったと結論した。
(※訳注) 欧州議会及び理事会規則(EC) No 1924/2006は、以下のURLから参照可能
https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:02006R1924-20141213&qid=1697084157572
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8239