食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06150160149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えAspergillus luchuensis FL108SC株由来食品用酵素トリアシルグリセロールリパーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年10月18日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月18日、遺伝子組換えAspergillus luchuensis FL108SC株由来食品用酵素トリアシルグリセロールリパーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(9月12日採択、PDF版12ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2023.8260)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素トリアシルグリセロールリパーゼ(トリアシルグリセロールアシルヒドロラーゼ; EC 3.1.1.3)は、遺伝子組換えAspergillus luchuensis FL108SC株を用いて、Advanced Enzyme Technologies Ltd.により生産される。
 当該遺伝子組換えの結果は安全性上の懸念を提起しない。
 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞及びそのDNAを含有しない。
 当該食品用酵素は、エステル交換による加工油脂の製造に向け、固定化して使用することが意図されている。
 遺伝毒性試験において安全性上の懸念は示されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、774 mg TOS/kg体重/日を無毒性量(NOAEL)と特定した。
 当該食品用酵素は固定化された形態において使用され、残留する当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)は食品製造工程中に除去されるため、食事性ばく露は算出されていない。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、一致は検出されなかった。CEPパネルは、食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8260