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資料管理ID syu06130710164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、水及び空気中への自然放射能の放出基準に関する報告書を公表
資料日付 2023年9月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は9月5日、水及び空気中への自然放射能の放出基準に関する報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 石炭や特定の鉱石等、いくつかの物質は、もともと僅かに放射能をもっている。燃焼や粉塵の飛散等の特定の製造過程で、放射性物質が環境中に放出されることがある。企業が放射性物質を放出するためには、その量が少量でない限り、許可が必要である。ウラン238やポロニウム210等、いくつかの放射性核種については、法令によって、許可なく空気や水に放出できる量が規定されている。
 RIVMは、天然起源の放射性核種の放出に対する免除レベルを提案している。これらは、まだ値が決定されておらず、したがって法令に記載されていない放射性核種(炭素14、カリウム40、ルビジウム87、ランタン138、サマリウム147、ガドリニウム152、ルテチウム176)に関するものである。水及び空気中への放射性核種の放出に対する免除レベル案は、ヒトが極めて低い安全な線量にしかばく露されないように決められている。
 放射性核種は様々な方法で放出される。その結果、様々な経路で環境中に拡散する。RIVMは、オランダにおける様々なシナリオの免除レベルを決定した。本研究は、原子力安全放射線防護庁(Authority for Nuclear Safety and Radiation Protection (ANVS))により委託された。最終的に、オランダインフラ・水管理省(Dutch Ministry of Infrastructure and Water Management)が、適用される規制値を決定することになる。
 新しい免除レベルを決定するために使用された方法は、20年前に既存の値を算出するために使用された方法を更新したものである。追跡研究では、この新しい方法によって、既存の免除レベルを更新することができるだろう。当該方法には、放出経路や、放射性核種が環境中でどのように拡散するか、またヒトがばく露される度合いに関する最新の知見が取り入れられている。
 当該報告書(94ページ、オランダ語)は下記URLから入手可能。
https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2023-0361.pdf
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL https://www.rivm.nl/publicaties/criteria-voor-lozingen-van-natuurlijke-radioactiviteit-in-water-en-lucht