食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06120190111 |
タイトル | カナダ食品検査庁(CFIA)、「特定の食品に含まれる食品着色料」を対象とした食品化学分野における調査の最終報告書を公表 |
資料日付 | 2023年8月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ食品検査庁(CFIA)は8月15日、「特定の食品に含まれる食品着色料」を対象とした食品化学分野における調査の最終報告書を公表した。概要は以下のとおり。 ・調査期間: 2021年4月1日~2022年3月31日 食品着色料は日常的に食品や飲料に添加されているが、添加理由は様々である。加工条件により失われる自然色を補填する、又は、色合いを高め、色を均一にすることで食品をより魅力的に、食欲をそそるものにして、消費者の期待に応えるためである。着色料に焦点を当てた対象調査は、一つには加工食品における非許可着色料の使用に関連する潜在的な健康懸念によるものである。非許可着色料の中には、DNAに損傷を与える、或いは、発がん作用のあるものもあり、その存在は消費者に健康リスクをもたらす可能性がある。許可済み着色料の無申告使用も、合成着色料に対して過敏反応を示す集団の僅かな比率の人々に潜在的懸念をもたらし、皮膚に発疹を起こし、喘息患者に喘息反応を引き起こす。 食品着色料に焦点を当てた調査は以前も実施されている。今回の調査の主な焦点は、着色料を含む可能性のある鮮やかな色の製品を調査することと、合成着色料を含まない自然食品として販売されている製品のコンプライアンスを確認することであった。ベーカリー製品、飲料、ドライミックス(訳注: ケーキ及びカップケーキ用ベーキングミックス)、自然食品、スイーツ、ビーガン製品等、合計192サンプルを収集し、最大43種類の着色料を検査した。食品着色料は61サンプル(32%)から検出された。本年度の調査は、過去の調査と比較すると、食品着色料が含まれている可能性の高いサンプルが選択されたため、同様の検出率であるが、順守率(94.8%)はやや低かった。最大使用レベルを超える食品着色料が10サンプルで検出された。 この調査で観察された食品着色料のレベルは、カナダ保健省(Health Canada)の化学物質安全局(Bureau of Chemical Safety)により評価され、検査されたサンプルはいずれも人への許容できない健康懸念はもたらさないと判断された。 本報告書の詳細は下記のURLから入手可能。 https://inspection.canada.ca/DAM/DAM-food-aliments/STAGING/text-texte/food_colours_in_selected_foods_april_1_2021_to_march_31_2022_1691677935162_eng.pdf |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ食品検査庁(CFIA) |
情報源(報道) | カナダ食品検査庁(CFIA) |
URL | https://inspection.canada.ca/food-safety-for-industry/food-chemistry-and-microbiology/food-safety-testing-reports-and-journal-articles/food-colours-in-selected-foods/eng/1692280835897/1692281287985 |