食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06120090295 |
タイトル | 国際連合食糧農業機関(FAO)、化学混合物の食事性リスク評価に関するFAO/世界保健機関(WHO)専門家会議(2019年4月開催)の最終報告書を公表 |
資料日付 | 2023年8月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 国際連合食糧農業機関(FAO)は、化学物質の混合物の食事性リスク評価に関するFAO/世界保健機関(WHO)専門家会議の最終報告書を公表した(公表日:記載なし、公表確認日:8月18日)。概要は、以下のとおり。 「複数の化学物質への複合ばく露のリスク評価」 ・2019年4月16~18日、スイス・ジュネーブWHO本部にて開催 ・「背景」 WHO食品安全・人獣共通感染症部(FOS)は、欧州委員会(EC)がHorizon 2020研究プログラムのもとで資金提供するEuroMix(ユーロ・ミックス)と題されるプロジェクトに参加している。 オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)が調整するこのプロジェクトは、様々な人口集団における複数のソースに由来する複数の化学物質への複合ばく露のリスク評価に向けた段階的戦略の策定を目的としている。 EuroMixのひとつの重要な目的は、食品中の複数の化学物質への複合ばく露によるヒトの健康リスクを評価する方法を提案することである。EuroMixは、このような評価の調和を欧州連合(EU)のみならず、世界レベルで図れることを目指す。 EuroMixは、様々なライフステージにわたる複数のソースに由来する複数の化学物質の混合物のリスク評価に向けて、実験的に検証された段階的な戦略を策定した。適切な公衆衛生保護を確保するために、化学物質の混合物へのばく露をリスク評価の枠組みに組み込む必要性は、報告書「食品中の化学物質のリスク評価の原則及び方法(EHC2401)」をはじめとする多くの報告書において、WHOが提起している。このアプローチは、FAO及びコーデックス委員会事務局とのEuroMixステークホルダー会議でも議論されてきており、両者はこういったアプローチを世界的に調和させ、化学物質を作用機序に基づいてグループ化する基本的な原則をよりよく理解することに関し、共通した関心を示している。 EuroMixによって策定され、EuroMixハンドブックに記載されている戦略は、EU諸国及びより一般的にはほとんどの先進国において利用可能なデータ及び方法によって推進されているが、発展途上国や新興経済圏にとっては必ずしも容易に利用できるものではない。WHOはRIVMとの同意に基づき、EuroMixプロジェクトにおいて、EU諸国及び非EU諸国からの専門家が参加する複数の化学物質への複合ばく露のリスク評価に向けたガイダンス作成に関する専門家会議開催の責任を担った。 WHO及びFAOは、このガイダンスを国際レベルで策定し、FAO/WHO専門家委員会による実施に向けた勧告を行うための専門家協議を開催した。FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)及びFAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR)のプロセスの概要、並びにEuroMixハンドブック及びツールボックスの要約が発表された。会議では、運営委員会から提案された特定のケーススタディが見直された。2019年にはJMPR及びJECFAが試験的に実施する目的で、複数の化学物質への複合ばく露のリスク評価に対する実践的なアプローチが策定された。 提案されたアプローチは、FAO及びWHOへの勧告と共に本報告書にまとめられている。 当該報告書は以下のURLから閲覧可能(PDF版、13ページ) https://www.fao.org/3/cc6650en/cc6650en.pdf |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
情報源(報道) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
URL | https://www.fao.org/food-safety/resources/publications/en/ |