食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06111120149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、「コリンと、胎児及び母乳だけで育てられた乳児の正常な肝機能への寄与」に関する科学的意見書(欧州議会及び理事会規則(EC)No 1924/2006第14条に準拠した健康強調表示の評価)を公表 |
資料日付 | 2023年7月26日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月26日、「コリン(choline)と、胎児及び母乳だけで育てられた乳児の正常な肝機能への寄与」に関する科学的意見書(欧州議会及び理事会規則(EC)No 1924/2006第14条に準拠した健康強調表示の評価)(2023年6月22日採択、12ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2023.8115)を公表した。概要は以下のとおり。 規則(EC)No 1924/2006第14条に準拠しProcter & Gamble社からベルギーの管理当局を通じた申請を受け、EFSAの「栄養、新食品及び食物アレルゲンに関する科学パネル」(NDAパネル)は、コリンと胎児及び母乳だけで育てられた乳児の正常な肝機能への寄与に関連する科学的実証に関する意見を提出するよう求められた。申請の範囲は、子供の発育と健康に関する健康強調表示に該当することが提案された。 NDAパネルは、コリンは十分に特性評価されていると考える。申請者が提案する強調効果は、「胎児及び乳児の正常な発育、特に肝臓」への寄与である。提案されている対象集団は「胎児及び母乳で育てられた乳児」である。コリンは細胞膜の構造、細胞シグナル伝達、脂質とコレステロールの代謝と輸送、及び神経伝達物質の合成に関与している。コリンは人体内で新たに合成されるが、ヒトにおける枯渇-補充試験では、コリンの低摂取は肝機能障害や筋肉損傷に繋がり、食事によるコリンの投与により回復することが示されている。これらの機能のためには、人体によるコリンの新たな合成では不十分であり、食事源からコリンを摂取する必要がある。 ヒトに関する研究は、母親の食事からのコリン摂取量が少ないことが、胎児又は母乳だけで育てられた乳児の肝機能にどのような影響を及ぼすのかに関し対応していない。しかしながら、正常な肝機能におけるコリンの生物学的役割、及びその機能に不可欠な食事性コリンは、胎児や乳児を含む全ての年齢に当てはまるとNDAパネルは考える。NDAパネルは、妊娠中及び授乳中の女性によるコリンの摂取と、胎児及び母乳だけで育てられる乳児の正常な肝機能への寄与との間に因果関係が確立されていると結論した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/8115 |