食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06100940535 |
タイトル | 英国毒性委員会(COT)、コーデックス委員会の食物アレルゲンの閾値に関する報告書の評価に関するディスカッションペーパー(TOX/2023/35)附属書Aを公表 |
資料日付 | 2023年7月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国毒性委員会(COT)は7月5日、コーデックス委員会の食物アレルゲンの閾値に関する報告書の評価に関するディスカッションペーパー(TOX/2023/35)附属書Aを公表した。概要(要旨を抜粋)は以下のとおり。 予防的アレルゲン表示(PAL)の根拠となる食物アレルゲンの参照値を特定するために、現在利用可能な唯一のアプローチは、導出された誘発用量(ED)値を使用することである。これはコーデックス専門家委員会及び同委員会が依拠した公表論文の著者が採用した方法である。コーデックス専門家委員会は、優先的アレルゲンのED05値に基づく参照用量(RfD)の採用を勧告した。COTサブグループの見解では、ED値を採用するのであれば、ED05値ではなくED01値の方が食物アレルギーを持つ人をより保護することができる。しかし、ED値の使用に関する最終決定は、特定の食物アレルゲンの測定に適切な信頼性と感度を有する技術が利用可能かどうか、消費者の選択の制限に与える潜在的影響、PALの過剰使用による予期せぬ結果の可能性等を考慮して行う必要がある。 しかしながら、COTサブグループは、コーデックス委員会報告書に記載されたED値の使用と、その報告書が基盤とする最近の文献について、いくつかの懸念を持っていることに留意すべきである。主な懸念は、コーデックス委員会報告書で想定されているよりも、ED値の精度が低く、不正確である可能性があることである。COTサブグループは、報告書要約の中で、勧告に至るまでに対応しなければならなかった主な注意事項、データギャップ、不確実性、及び報告書本文に記載されている内容を十分に再確認することは有益であろうと指摘した。COT サブグループは、報告された統計手法と結果の説明と解釈が限定的であり、コーデックス専門家委員会が導き出した結論を独立した利害関係者が十分に検討するには不十分であると指摘した。 COT サブグループは、現在のところ、ED01 の値ではなく ED05 に基づく参照用量を使用することで、公衆衛生に重大な影響を与えないことを示すエビデンスは不十分であると結論した。COT サブグループは、食物アレルゲンの参照値を決定する根拠として ED 値を使用し続けるのであれば、ED 値の正確性と信頼性をより厳密に評価すべきであると勧告している。 (注)これは討議用のペーパーである。これは委員会の見解を代表するものではなく、論文等への引用を禁止する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国毒性委員会(COT) |
情報源(報道) | 英国毒性委員会(COT) |
URL | https://cot.food.gov.uk/sites/default/files/2023-07/TOX-2023-35%20COT%20subgroup%20on%20Codex%20allergen%20thresholds%20report%20-%20Annex%20A%20Acc%20V%20So.pdf |