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資料管理ID syu06100600470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、レジオネラ肺炎(Legionnaires’ disease)に関する2021年疫学報告書を公表
資料日付 2023年7月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は7月3日、レジオネラ肺炎(Legionnaires’ disease)に関する2021年疫学報告書(12ページ)を公表した。主な内容は以下のとおり。
1. 2021年の欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)におけるレジオネラ肺炎の年間届出率はこれまでで最も高く、人口10万人対2.4症例であった。
2. 届出率はEU/EEA全体で不均一であり、年齢標準化届出率は人口10万人対1症例未満~同5症例と国によって異なっている。
3. 4か国(イタリア、フランス、スペイン及びドイツ)が全届出症例数の75%を占めた。
4. 罹患した割合が最も高かったのは65歳以上の男性のグループであった(人口10万人対8.9症例)。
5. 症例の11%のみが培養により確認されたものとして報告された。これはLegionella pneumophila以外のレジオネラ属細菌種によるレジオネラ肺炎症例の過少推定につながっている可能性がある。
6. 症例の大半は市中感染と考えられた。
7. 集団感染報告スキームへデータを報告しているEU/EEAの27か国のうち8か国が、1件以上のレジオネラ肺炎集団発生を報告した。
8. 合計で19件の集団発生(関連する確定症例137例)が報告された。
9. 旅行関連レジオネラ肺炎(TALD)サーベイランススキームにより、2020年と比べ旅行関連症例が38%増加したことが観察された。
10. 過去数年と同様、旅行関連レジオネラ肺炎症例の90%は45歳以上であった。同様の年齢分布はレジオネラ肺炎症例の年次遡及的データ収集スキームにおいても観察された。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
https://www.ecdc.europa.eu/sites/default/files/documents/legionnaires-disease-annual-epidemiological-report-2021.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL https://www.ecdc.europa.eu/en/publications-data/legionnaires-disease-annual-epidemiological-report-2021