食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06080410360 |
タイトル | 香港衛生署衛生防護センター、銀杏の実との関連が疑われる食中毒事例について公表 |
資料日付 | 2023年6月13日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 香港衛生署衛生防護センターは6月13日、銀杏の実との関連が疑われる食中毒事例について公表し、市民に銀杏の実を大量に摂取しないよう注意喚起した。概要は以下のとおり。 患者は57歳の男性で、6月12日に、親戚から贈られ本土から持ち帰った約50粒の銀杏の実を砂糖水で煮て全部喫食した。約2時間半後に、めまい、吐き気、嘔吐、全身倦怠感、頭痛及び心拍数増加などの症状が現れた。同日、集中治療室で治療を受け、病状は安定した。現在も入院中である。 衛生署広報担当者は、「自然毒はさまざまな植物に存在し、その中には銀杏の実を含め、人々がよく口にする食べ物がある。銀杏の実には、主に神経系に影響を与える可能性のある毒素が含まれている。毒に当たると、通常、摂取1~12時間後に、嘔吐、過敏症、持続性又は間代性けいれんなどの典型症状が現れる。このような食中毒は子どもによく現れる。重度の中毒患者(銀杏の実の大量摂取)又はイチョウ毒素の影響を受けやすい人は、意識を失い死亡する可能性もある。」と述べた。 広報担当者は、「10~50粒の調理された銀杏の実を、一度に摂取したことによる急性中毒の可能性について指摘した報告がある。未熟及び調理不十分な銀杏の実は毒性が強く、完全に調理された後に毒性は低下する。」と補足した。 広報担当者は、「銀杏の実は、生で摂取せず、摂取は少量にとどめること。子ども、高齢者、体調不良の人などは、より注意を払う必要がある。中毒症状を呈した場合には、直ちに医療機関を受診し、早急に治療を受けるべきである。」と呼びかけた。 |
地域 | アジア |
国・地方 | 香港 |
情報源(公的機関) | 香港衛生署衛生防護センター |
情報源(報道) | 香港衛生署衛生防護センター |
URL | https://www.info.gov.hk/gia/general/202306/13/P2023061300579.htm?fontSize=1 |