食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06080290105 |
タイトル | 米国食品医薬品庁(FDA)、非加熱喫食用(RTE)ディップ・スプレッド類の検査業務に関する概要報告書を公表 |
資料日付 | 2023年6月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国食品医薬品庁(FDA)は6月15日、非加熱喫食用(RTE)ディップ・スプレッド類の検査業務に関する概要報告書を公表した。概要は以下のとおり。 FDAは、多種類の冷蔵RTEディップ・スプレッド類の商品を収集、検査した検体採取業務の調査結果を公表した。当該業務では、食品の安全性を積極的に確保し、不良である(adulterated)製品を市場から排除するというFDAの継続的な取り組みの一環として、これらの製品中のサルモネラ属菌及びリステリア菌(Listeria monocytogenes)の存在について推定することを目的とした。 2020年には1億9,000万人以上の米国人が冷蔵RTEディップ・スプレッド類を購入した。植物ベースの食事の人気や持ち運び可能な(on-the-go)包装の利便性が高まるにつれ、これらの製品に対する消費者の需要も高まり続けている。 FDAは2021年3月から2022年1月にかけて、ゴマ、野菜、チーズ、及び海産物等の原材料を含む、多種類の冷蔵RTEディップ・スプレッド類の商品から合計747検体を収集、検査した。FDAは、フムス(訳注:ひよこ豆ペーストの料理)1検体中からサルモネラ属菌を、チーズのディップ・スプレッド3検体中からリステリア菌を検出した。FDAはそれら製品の製造業者と緊密に連携して、汚染された製品を市場から排除した。 リステリア菌又はサルモネラ属菌に汚染されたディップ・スプレッド類は、重大な公衆衛生上のリスクを引き起こす可能性があり、過去数年間にわたり複数のリコールに関連している。この業務が実施された理由は、2017年度から2020年度にかけて、リステリア菌又はサルモネラ属菌に汚染されたフムス製品のリコールが5件、複数種類のディップ商品のリコールが6件、発生したことである。 この業務の調査結果は、RTEディップ・スプレッド類の加工業者やそのサプライチェーンのその他の業者が、FDAの現行適正製造規範(CGMP)、ハザード分析、及びヒト用食品に関するリスクに基づく予防管理規則に(該当する場合は)準拠する必要性があることを強調するものである。 FDAは、RTEディップ・スプレッド類の汚染に関連する共通の要因又はパターンを特定するために、この業務の調査結果を評価している。このデータは、FDAがガイダンスを作成し、今後の検体採取業務やサーベイランス検査の優先順位付け等、プログラムの優先順位を更新するのに役立つであろう。FDAは、消費者保護のために当然必要なこととして、病原体検査のためのRTEディップ・スプレッド類の検体採取を継続する予定である。 当該報告書は、以下のURLから閲覧可能。 https://www.fda.gov/food/sampling-protect-food-supply/fy21-22-sample-collection-and-analysis-domestic-refrigerated-rte-dips-and-spreads |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/食品医薬品庁(FDA) |
情報源(報道) | 米国食品医薬品庁(FDA) |
URL | https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-releases-summary-report-ready-eat-dips-and-spreads-sampling-assignment |