食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06060200149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、16週齢未満の乳児用の食品中の食品添加物としてのキサンタンガム(E 415)の再評価、及び全人口集団用の食品中に使用する食品添加物としてのキサンタンガム(E 415)の再評価の追跡調査に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2023年5月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月4日、16週齢未満の乳児用の食品中の食品添加物としてのキサンタンガム(xanthan gum)(E 415)の再評価、及び全人口集団用の食品中に使用する食品添加物としてのキサンタンガム(E 415)の再評価の追跡調査に関する科学的意見書(2023年3月21日採択、41ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2023.7951)を公表した。概要は以下のとおり。 キサンタンガム(E 415)はEFSAの旧「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル(ANSパネル)」により2017年に再評価された。その評価の追跡調査として、EFSAの「食品添加物及び食品用香料に関する科学パネル(FAFパネル)」は、食品カテゴリー(FC)13.1.5.1(特別医療用途の乳児用栄養食品及び乳児用特別調製乳)に属する16週齢未満の乳児用食品中の食品添加物としての用途に対するキサンタンガム(E 415)の安全性を評価するよう要請された。さらに、FAFパネルは一般集団用食品に使用される場合のキサンタンガム(E 415)の再評価の際に特定された問題に対応するよう要請された。評価の過程で、リスク評価を確定するために必要な情報を関係事業者が提供することが可能になるようデータ募集が行われた。 FAFパネルは、関係事業者から提出された技術的データは、欧州委員会規則(EU) No 231/2012に規定されたキサンタンガム(E 415)の規格の改正を裏付けると結論した(※訳注1)。 利用可能な臨床研究の信頼性が低いため、FAFパネルは、それらの研究からリファレンスポイント(reference point)を導出することはできないが、新生仔豚に関する利用可能な研究結果からリファレンスポイントを導出することが可能であると結論した。FAFパネルは、キサンタンガムへの最大ばく露に関して特別医療目的の食品(FC 13.1.5.1)を摂取する16週齢未満の乳児に対するばく露マージンを計算し、特別医療目的の食品中の食品添加物としてのキサンタンガム(E 415)の用途に対する安全性の懸念はないと結論した。 (※訳注1)EFSAによるキサンタンガム(E 415)に関するEU規格の改正案は以下のとおり(抜粋)。 項目 現行 改正案 鉛 2 mg/kg 提供された情報及びFAFパネルの考察に基づき最大基準値(maximum limit)を引き下 げる必要がある。 カドミウム 規定なし 提供された情報及びFAFパネルの考察に基づき最大基準値を設定する必要がある。 水銀 同上 同上 ヒ素 同上 同上 クロノバクター・サカザキ (※訳注2:記載無し) 提供された情報に基づき微生物学的基準を設定する必要がある。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7951 |