食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06050740149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、トウモロコシMIR162に関する追加情報のリスク評価について声明を公表 |
資料日付 | 2023年4月17日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は4月17日、トウモロコシMIR162に関する追加情報のリスク評価について声明を公表した(3月6日採択、PDF版8ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2023.7935)。概要は以下のとおり。 欧州委員会は、EFSAの遺伝子組換え生物に関するパネル(GMOパネル)に、トウモロコシMIR162に関する新たな科学的情報を評価し、単一イベントとしてのトウモロコシMIR162の安全性、及び、スタック・イベントの一構成要素としてのトウモロコシMIR162の安全性に関する既存の結論が引き続き有効であるか否かを提示するよう要請した。 トウモロコシ・イベントMIR162は、以下のタンパク質を発現する。 ・ 特定の鱗翅目害虫に対する耐性を付与するVip3タンパク質(Vip3Aa20) ・ 選択マーカーとして使用されるホスホマンノース イソメラーゼ(PMI)タンパク質 EFSAのGMOパネルは、MIR162及びMIR162を含むスタック・イベントに関し、科学的意見書11件を採択している。 当該新情報は、欧州特許に含まれている。当該特許では、一部のMIR162近交系における雄性生殖能の低下が報告され、雄性生殖能の低下とMIR162において発現するVip3タンパク質との間の潜在的な関連性が指摘されている。これは、GMOパネルが以前の評価において考慮していない新たな情報である。 EFSAのGMOパネルは、特許所有者から提供されたデータを評価し、Vip3と生殖能の低下との間の因果関係を裏付ける証拠は極めて少ないと判断した。イベントMIR162と生殖能の変化との関連性に関する普遍的な仮説は確認されなかった。 GMOパネルは、当該効果が遺伝子組換えと関連し、さらに、当該効果がMIR162及びMIR162を含む全てのトウモロコシ・スタック・イベントに現れるという控えめな(conservative)シナリオに基づき、安全性評価を実施した。GMOパネルは、これら全てのイベントの食品・飼料・環境に対する安全性に関し、雄性生殖能の低下が及ぼす影響を特定しなかった。 GMOパネルは、トウモロコシMIR162及びMIR162を含むトウモロコシ スタック イベントに関する既存の科学的意見書の結論は引き続き有効であることを確認した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7935 |