食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06050580297 |
タイトル | 国際獣疫事務局(OIE)、英国で2023年2月27日に発生した牛海綿状脳症(BSE)患畜に関するフォローアップ情報4(最終報告)を公表 |
資料日付 | 2023年4月14日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 国際獣疫事務局(OIE)は4月14日、英国で2023年2月27日に発生した牛海綿状脳症(BSE)患畜に関するフォローアップ情報4(最終報告)を公表した。概要は以下のとおり。 I. 一般情報 1. 国/地域区分:国、2. 発見日:2023年2月27日、3. 事案確認日:2023年3月17日、4. 原因病原体:BSEプリオン(非定型H型)、5. 疾病分類:リスト記載疾病、6. 前回の発生日:2015年9月30日、7. 届出理由:根絶された疾病の再発生、8. 状態:解決済み、9. 終了日:2023年3月17日 II. 疫学 1. 当該事案の原因又は感染源:不明又は不確定 2. 疫学的コメント: 単独の(isolated)非定型H型BSEの1例が、肉牛ほ乳牛農場(beef suckler farm)の17歳の在来種雌牛(17 year-old indigenous cow)で確認された。当該雌牛は妊娠中で、臨床症状や問題となる前歴はなく、横臥位で発見された。当該患畜は2023年2月27日に人道的に安楽死させられ、当該事案は所定の伝達性海綿状脳症(TSE)法定ナショナルサーベイランス及び48か月齢超の死亡牛(fallen stock cattle)の検査時に明らかになった。当該患畜は食肉処理されず、フードチェーンに入らなかった。当該死体全てがカテゴリー1の物質として処分された。食品安全上あるいはヒトの健康に対する脅威はない。疫学的調査が進行中である。この1例の非定型BSE症例のコホート及び子孫は特定され、移動制限下に置かれた。これらの畜牛は殺処分され、BSE検査に供される。当該非定型BSEの1例の検出は、英国のBSE疾病リスクのステータスを変更するものではない。農業従事者の特定を避けて安全な生活を守るために、当該農場の詳細な場所は報告書に記載されていない。 この非定型BSE症例に対する全てのコホート及び子孫の動物(合計で1頭のコホート及び2頭の子孫)は、殺処分後検体が採取され、BSE検査に供された。これらの検体は全て陰性が確認され、死体は全てカテゴリー1の動物副産物物質として処分されている。当該事案は現在終了している。当該非定型BSE症例の検出は、英国の堅牢で的を絞ったBSE監視プログラムが引き続き有効であることを強調するものである。 III. 定量的データの概要 測定ユニット:動物 動物種:畜牛、感染可能性(susceptible)54頭、症例1頭、死亡0頭、殺処分1頭、と畜0頭、ワクチン接種0頭 IV. 診断 1. 疾病の徴候:なし 2. 診断方法:診断検査 3. 検査/検査所: (1)抗原検出ウエスタンブロット法/英国ウェイブリッジ(Weybridge)英国動植物衛生庁(APHA) (2)抗原捕捉(Antigen capture、AC)-ELISA法/ユーロフィン社(Eurofins) V. 事案レベルでの管理措置 1. 家畜管理措置 適用された措置:(1)選択的殺処分、(2)トレーサビリティ、(3)死体、副産物及び廃棄物の公的処分、(4)動物製品の公的処分 2. 野生動物管理措置(記載なし) VI. 本事案 1. 発生地:イングランド コーンウォール(England Cornwall) 2. アウトブレイク発生日:2023年2月27日 3. アウトブレイク終了日:2023年3月17日 4. 疫学的ユニット:農場 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 国際獣疫事務局(OIE) |
情報源(報道) | 国際獣疫事務局(OIE) |
URL | https://wahis.woah.org/#/in-review/4977?reportId=160463&fromPage=event-dashboard-url |