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資料管理ID syu06050490294
タイトル 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2023/3/4~4/24)を公表(鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス)
資料日付 2023年4月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は4月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2023/3/4~4/24)を公表した(7ページ)。鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスに関する概要は以下のとおり。
 2023年3月3日の前回のリスク評価以降、インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染によるヒト症例3例が中国から3月9日に報告された。これらの症例はインフルエンザ様疾患監視で検出された。患者はすべて子供で、症状は軽度であり入院はしていない。症例の家族の接触者の間で疑わしい症例は報告されなかった。これらA(H9N2)症例のうち2例は、2023年3月3日の前回のリスク評価において言及されていたものである。
 2023年3月4日~4月24日に中国からWHOへ報告されたインフルエンザA(H9N2)ウイルスによるヒト症例は以下のとおり。
発症年月日、報告した省、性別、年齢、家きんへのばく露の順に記載
1. 2022年10月19日、湖南省、女性、10歳、不明
2. 2023年1月31日、江西省、女性、3歳、湖南省で裏庭家きんへのばく露の疑い
3. 2023年2月5日、湖南省、男性、2歳、裏庭家きん
 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスは、アジアの家きんで風土病化しており、アフリカの家きんでの報告が増加している。
 リスク評価
(1)鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染の更なるヒト症例が発生する可能性
 ヒト症例のほとんどは、感染した家きん又は汚染された環境との接触を通してA(H9N2)ウイルスにばく露された後に発生している。ヒトの感染では、ほとんどの場合、軽度の臨床疾患となる傾向がある。当該ウイルスは家きん集団において検出され続けているため、更なるヒト症例が予想される。
(2)鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性
 症例のクラスターは報告されていない。現在の疫学的及びウイルス学的エビデンスでは、世界インフルエンザ・サーベイランス及び対応システム(GISRS)により評価されたインフルエンザA(H9N2)ウイルスはヒト間での持続的な伝播能力を獲得していないと示唆されているので、その可能性は低い。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment-24-april-2023