食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06050220108
タイトル 米国環境保護庁(EPA)、ヘンプに対する初めての農薬残留基準値を設定したことを公表
資料日付 2023年4月13日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  米国環境保護庁(EPA)は4月13日、ヘンプ(hemp)に対する初めての農薬残留基準値を設定したことを公表した。概要は以下のとおり。

 EPAは、ヘンプに対する初めての農薬残留基準値を設定した。当該基準値は、農薬エタルフルラリン(ethalfluralin)に対するものである。ヘンプにおけるエタルフルラリンの残留基準値を設定し、更新された農薬ラベルを承認することで、ヘンプのほ場で生育する一年生の広葉雑草やイネ科雑草を防除するための追加のツールが農業従事者に提供されることとなる。

 2018年農業法(The 2018 Farm Bill)により、ヘンプの生産が許可されることとなり、麻薬取締局(Drug Enforcement Administration)の規制物質リスト(schedule of Controlled Substances)からヘンプ及びヘンプの種子(ヘンプシード)が削除された。ヘンプの法的位置づけの変更により、当該作物の栽培と、ヘンプ栽培者のペスト(病害生物等)管理オプションへの関心が高まっている。現在、ヘンプへの使用がすでに登録されている生物農薬(biopesticides)がある。しかし、EPAが実施したリスク評価では、合理的に予見可能な状況下における残留農薬への総ばく露(aggregate exposure)によるリスクは、ヒト健康に害を及ぼさないことが示されたため、これらの農薬は残留基準値が免除されている。

 エタルフルラリンの残留基準値設定に関する官報(4月10日付け)のPDFファイルは、以下のURLから入手可能。

https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2023-04-10/pdf/2023-07456.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/環境保護庁(EPA)
情報源(報道) -
URL https://www.epa.gov/pesticides/epa-establishes-first-pesticide-tolerance-hemp