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資料管理ID syu06040630533
タイトル メキシコ連邦検疫リスク予防委員会(Cofepris)、遺伝子組換えトウモロコシに関する国家科学技術審議会(Conacyt)との共同作業部会の設置を公表
資料日付 2023年4月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  メキシコ連邦検疫リスク予防委員会(Cofepris)は4月10日、遺伝子組換えトウモロコシに関する国家科学技術審議会(Conacyt)との共同作業部会の設置を公表した。概要は以下のとおり。
 Cofepris及びConacytは、国内で消費される生地(masa)及びトルティーヤにおける遺伝子組換えトウモロコシの存在を検出する国立リファレンス研究所の分析力強化を通じて、国民の健康を保護するための作業部会を設置した。
 メキシコの衛生局及び科学・技術の発展に向けた政策を担う機関は、国家最高裁判所が2013年に発出し、2021年に是認した予防措置に従うことを意図している。当該予防措置は、国内の生物多様性を保護する措置として、何千もの在来種を汚染する可能性がある遺伝子改変を伴うトウモロコシの環境への放出を禁止している。
 大統領令にあるように、Cofepris及びConacytは、メキシコの食の遺産及び生物文化的財産を保護しつつ、国内において遺伝子組換えトウモロコシがヒトの摂取に使用されず、播種されることがないように、該当する法的枠組みを改革するための取り組みを遵守する。
 トランスジェニック・トウモロコシの使用及び消費のリスク、グリホサートと関連する使用の影響、並びにヒトの健康に与える潜在的影響を評価する技術力及び分析力の開発に向けた共同作業が開始された。
 両機関は、トウモロコシの起源であり、かつ、遺伝的多様性の中心であるメキシコのような国々においては、トランスジェニック・トウモロコシを在来種のトウモロコシから分離することが不可能であることを示す決定的なデータが存在すると報告している。
 また、北米自由貿易協定(NAFTA)の締結によって生まれた環境協力委員会(CEC)は2004年に、科学的厳密さをもって、生育可能なトランスジェニック・トウモロコシ穀粒の流入及び播種を避けるよう勧告した。
 したがって、メキシコ政府が科学的・技術的分析を担う機関を通じて、メキシコに入ってくるすべてのトランスジェニック・トウモロコシに由来する物質が生育不可能であり、種子として使用されないことを確保することは不可欠である。
 2013年、遺伝子組換えトウモロコシの環境への放出が、健全な環境、適切で、栄養価が高く、十分な量の、品質の高い食料、文化的権利、健康に対する人権を侵害すると訴える民事集団訴訟が提起された。
 この訴訟と共に予防措置が求められ、2013年9月17日に認められた。この予防措置は、いかなる段階においても遺伝子組換えトウモロコシの環境放出の許可申請を新たに受け付けないこと、この措置以前に提出された申請書の判定プロセスを停止すること、及びいかなる段階においても、遺伝子組換えトウモロコシの環境放出に関して現在発行されている許可を停止することを命じた。
地域 中南米
国・地方 メキシコ
情報源(公的機関) メキシコ連邦検疫リスク予防委員会(Cofepris)
情報源(報道) メキシコ連邦検疫リスク予防委員会(Cofepris)
URL https://www.gob.mx/cofepris/articulos/cofepris-y-conacyt-robustecen-colaboracion-cientifica-para-proteger-la-salud-de-la-poblacion-ante-consumo-de-maiz-transgenico?idiom=es