食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06030520160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、報告書「培養された動物細胞から製造される食肉製品におけるハザードの特定」を公表
資料日付 2023年3月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は3月15日、報告書「培養された動物細胞から製造される肉製品におけるハザードの特定」を公表した。概要は以下のとおり。
・「背景」
 培養肉(cultivated meatあるいはcultured meat)は、動物を殺すことがなく、細胞から成長させた動物の肉である。培養肉では動物体内におけるものと同じ生物学的プロセスを、管理された生産設備において使用する。
 培養肉が、英国の食生活に持続可能で栄養価の高い新たなタンパク質源を提供するというポテンシャルに、消費者及び産業界から関心が寄せられている。本報告書は、技術開発者が潜在的なハザード源を考慮し、管理できるよう支援することを目的としている。また、規制製品としての認可申請に必要な情報提供の際に、事業者が適正な行動をとることを支援する。
 FSA及びスコットランド食品基準局(FSS)は、英国における食品及び動物飼料の安全性評価を担当している。グレートブリテン(GB)における培養肉の販売に関心のある事業者は、規制製品プロセスを通じた認可申請をしなければならない。北アイルランドにおいて培養肉の販売を希望する事業者は、欧州連合(EU)の認可プロセスに従わなければならない。認可プロセスの一環として、製品は上市前に厳格な科学的リスク評価を受ける。
 本報告書の目的は、培養肉の生産工程におけるハザードを特定し、これらの製品の認可にあたってのリスク評価プロセスに資することである。本報告書の公表時点(2023年3月)では、GB市場における販売が認可されている培養肉製品はない。本報告書は、FSAのリスク評価に役立つだけでなく、GBにおける培養肉製品の認可申請に関心のある事業者にとっても有益なものである。
 当該報告書は以下のURLから閲覧可能(PDF、32ページ)
https://www.food.gov.uk/sites/default/files/media/document/Cultured%20meat%20hazard%20identification%20final_0.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL https://www.food.gov.uk/research/novel-and-non-traditional-foods-additives-and-processes/hazard-identification-identification-of-hazards-in-meat-products-manufactured-from-cultured-animal-cells