食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06020970149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する飼料添加物(ゲンチアナ・ルテア(Gentiana lutea L.)の根由来のチンキ(ゲンチアナチンキ)からなる)の安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年2月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月24日、全動物種に使用する飼料添加物(ゲンチアナ・ルテア(Gentiana lutea L.)の根由来のチンキ(ゲンチアナチンキ)からなる)の安全性に関する科学的意見書(2月1日採択、PDF版9ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2023.7869)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会の要請により、EFSAはゲンチアナ・ルテア由来のチンキ(ゲンチアナチンキ)の安全性に関する科学的意見書の提出を求められた。当該製品は、全動物種に対する官能的添加物(sensory additive)として使用されることを意図している。当該製品は水/エタノール溶液で、乾物含量は約4.3%、平均で0.0836%のポリフェノール(そのうち0.0463%はフラボノイド、0.0027%はキサントン)及び0.0022%のゲンチオピクロシドを含んでいる。当該添加物は、馬を除く全動物種に最大50 mg チンキ/kgで完全飼料又は飲用水への使用を意図しており、馬に200 mg/kg完全飼料の使用が提案されている。
 以前の評価では、キサントン類(ゲンチシン及びイソゲンチシン)及びゲンチオピクロシドについてin vitroで確認された遺伝毒性の可能性により、EFSAの動物用飼料に用いられる添加物及び製品又は物質に関するパネル(FEEDAPパネル)は、長命の動物に対する添加物の安全性及び防備されていない使用者の経皮ばく露による遺伝毒性と発がん性のリスクについて結論を出すことができなかった。
 短命の動物、消費者、環境に対する安全性の懸念はない。申請者は、以前に確認されたキサントン及びゲンチオピクロシドの遺伝毒性活性と使用者のリスクについて、文献の形で情報を提供した。確認された文献から新たなエビデンスは得られなかったことを考慮し、FEEDAPパネルは、長命及び繁殖用の動物に対する添加物の安全性について結論する立場にないことを改めて指摘した。当該チンキを取り扱う際、防備されていない使用者がキサントン類(ゲンチシン及びイソゲンチシン)及びゲンチオピクロシドにばく露する可能性は排除できない。したがって、リスクを低減するために、使用者のばく露を最小限にする必要がある。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7869