食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06020550294 |
タイトル | 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2023/1/27~3/3)を公表(鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス) |
資料日付 | 2023年3月3日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 世界保健機関(WHO)は3月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2023/1/27~3/3)を公表した(6ページ)。鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスに関する概要は以下のとおり。 2023年1月26日の前回のリスク評価以降、インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染によるヒト症例2例が中国から報告された。これらの症例に関する疫学的な関連や症例クラスターは報告されなかった。全ての症例は回復している。これらの症例はインフルエンザ様疾患監視において検出された。加えて、2023年2月に開催された2023~2024年北半球インフルエンザシーズンに使用するインフルエンザウイルスワクチンの組成に関するWHO協議及び情報会議において受け取った情報によれば、インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染によるヒト症例2例が中国で検出された。 2023年1月27日~3月3日に中国からWHOへ報告されたインフルエンザA(H9N2)ウイルスによるヒト症例は以下のとおり。 発症年月日、報告した省、性別、年齢、重症度、家きんへのばく露の順に記載 1. 2022年10月23日、四川省、女性、6歳、軽症、裏庭家きん(backyard poultry) 2. 2022年11月15日、湖南省、女性、9か月、軽症、生きた家きん市場 鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスは、アジアの家きんで風土病化しており、アフリカの家きんでの報告が増加している。 リスク評価 (1)鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルス感染の更なるヒト症例が発生する可能性 ヒト症例のほとんどは、感染した家きん又は汚染された環境との接触を通してA(H9N2)ウイルスにばく露された後に発生している。ヒトの感染では、ほとんどの場合、軽度の臨床疾患となる傾向がある。当該ウイルスは家きん集団において検出され続けているため、更なるヒト症例が予想される。 (2)鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性 症例のクラスターは報告されていない。現在の疫学的及びウイルス学的エビデンスでは、世界インフルエンザ・サーベイランス及び対応システム(GISRS)により評価されたインフルエンザA(H9N2)ウイルスはヒト間での持続的な伝播能力を獲得していないと示唆されているので、その可能性は低い。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
情報源(報道) | 世界保健機関(WHO) |
URL | https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment-3-march-2023 |