食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06020360149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、ペンコナゾールに対する最大残留基準値(MRL)のレビューを受けた補強データの評価、及び様々な作物中のペンコナゾールに対する現行の最大残留基準値(MRL)の改定に関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2023年3月13日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は3月13日、欧州議会及び理事会規則(EC) No396/2005第12条に基づくペンコナゾール(penconazole)に対する最大残留基準値(MRL)のレビューを受けた補強データの評価、及び様々な作物中のペンコナゾールに対する現行の最大残留基準値(MRL)の改定に関する理由を付した意見書(2023年2月15日承認、52ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2023.7889)を公表した。概要は以下のとおり。 申請者のSyngenta Crop Protection社はドイツの管理当局に対し、欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第12条に基づくMRLレビューの枠組みにおいて、入手できないと特定された補強データを評価するよう申請した。さらに同社は、ドイツの管理当局へ提出した申請書において、梨状果、ラズベリー及びブラックベリー中の現行のMRLを引き上げるよう申請を行った。 データギャップに対応するため、トマトにおける代謝試験、代謝物CGA127841、CGA132465、CGA190503に関する新たな貯蔵安定性及び新たな残留物試験に関する詳細な結果が提出された。代謝に関するデータギャップは十分に対応されていると見なされた。モニタリングとリスク評価に用いる残留物の定義を同時に分析する残留物試験に関するデータギャップは、ラズベリー、ブラックベリー、かぼちゃに関して対応されていると見なされたが、梨状果、核果、ぶどう、グーズベリー、トマト及びなすに関しては対応されているとは見なされなかった。 提出された新たな情報は、梨状果、西洋スモモ、ブラックベリー、ラズベリーに関する現行のMRLの引き上げとペンコナゾールに対して実施されたリスク評価の改定の根拠を示した。バリデーションがとれた0.01 mg/kgの定量限界(LOQ)で、検討対象の作物中のペンコナゾールの残留物を管理するのに適切な分析法が利用可能である。 リスク評価の結果に基づき、EFSAは、報告された農業生産工程管理に従ったペンコナゾールの使用に由来する残留物の短期的及び長期的摂取が消費者の健康にリスクを及ぼすとは考えにくいと結論した。 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり(抜粋)。 品名 現行MRL mg/kg MRL改正案 mg/kg りんご 0.15 0.3 なし 0.15 0.3 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7889 |