食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06020150149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えAspergillus niger EPG株由来食品用酵素エンド-ポリガラクツロナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2023年3月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は3月8日、遺伝子組換えAspergillus niger EPG株由来食品用酵素エンド-ポリガラクツロナーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(1月25日採択、PDF版18ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2023.7837)。概要は以下のとおり。 当該食品用酵素エンド-ポリガラクツロナーゼ((1-4)-α-D-ガラクツロナン グリカノヒドラーゼ; EC 3.2.1.15)は、遺伝子組換えAspergillus niger EPG株を用いて、DSM Food Specialties B.V.により生産される。 当該遺伝子組換えの結果は安全性上の懸念を提起しない。 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞及びそのDNAを含有しない。 当該食品用酵素は、ジュース製造用の果物及び野菜加工工程における使用が意図されている。 欧州集団における当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大0.122 mg TOS/kg体重と推定された。 遺伝毒性試験において安全性上の懸念は提起されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、試験された最高用量である1,014 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは少なくとも8,311と算出された。 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、38件の一致が検出され、うち2件は食物アレルゲンであった。CEPパネルは、意図された使用条件下において、当該食品用酵素への食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断する。中でも、パパイヤ及びトウモロコシに感作された摂取者に対するリスクは排除されない。しかしながら、当該リスクは、パパイヤ及びトウモロコシの摂取に起因するリスクを超過することはないと判断する。くわえて、花粉に感作された摂取者における口腔アレルギー反応誘発の可能性も排除されない。 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7837 |