食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06020010108
タイトル 米国環境保護庁(EPA)、有害物質規制法(TSCA)に基づく累積リスク評価の原則及び特定のフタル酸エステル類がもらたす累積リスク評価のためのアプローチの草案を公表
資料日付 2023年2月24日
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分類2 -
概要(記事)  米国環境保護庁(EPA)は2月24日、有害物質規制法(TSCA)に基づく累積リスク(cumulative risk)評価の原則及び特定のフタル酸エステル類がもたらす累積リスク評価のためのアプローチの草案を公表した。概要は以下のとおり。
 EPAは、意見公募及びピアレビューのために、TSCAに基づく累積リスクを評価するための一連の原則と、TSCA第6条に基づくリスク評価が実施中である特定のフタル酸エステル類がもたらす累積リスクの評価にこれらの原則を適用するためのアプローチ案を公表した。
 これまでEPAは、TSCA第6条に基づくリスク評価について、その使用条件下での単一の化学物質がもたらすリスクを調べることによって取り組んできた。ただし、フタル酸エステル類の幾つかの化学物質は、ヒトの健康に同様の影響を及ぼし、かつヒトの体内に同時に存在している。これらの化学物質について、EPAは、ヒトの健康へのリスクを評価するための最良のアプローチは、同様の影響を持つ複数の化学物質による健康への複合リスク(combined risk)を同時に調べることであると考えている。EPA、その他の連邦及び国際規制機関、及び信頼できる機関が受け取った公募意見では、フタル酸エステル類のリスクを評価するための累積アプローチを支持している。本日の原則及びアプローチの文書は、EPAがTSCAに基づく累積リスク評価を実施するための最初のステップである。
 EPAは、2023年5月8日から11日化学物質に関する科学諮問委員会(SACC)のオンライン公開会議を開催し、累積リスク評価の原則と提案されたフタル酸エステル・アプローチをピアレビューする。このレビューにより、当該アプローチには独立した科学的勧告及び推奨事項が組み込まれ、EPAが透明性のある手続きに従うことが保証される。オンライン公開会議への参加登録に関する情報は、2023年4月にSACCのウェブサイトで公開される。
 官報通知の発行後、実施中のピアレビュー文書に関する書面によるコメントを60日間受け付ける。
 EPAは、フタル酸エステル類の累積リスク評価の開発を導くために、ピアレビューと国民からの意見を活用する。フタル酸エステル累積リスク評価の結果は、EPAの個々のフタル酸エステルリスク評価、及び最終的には不合理なリスク決定に対する情報提供に役立つ可能性がある。
 当該草案文書は、以下のURLから入手可能。
「有害物質規制法(TSCA)に基づく累積リスク評価の原則案」草案(2023年2月、22ページ)
https://www.epa.gov/system/files/documents/2023-02/Draft%20Principles%20of%20CRA%20under%20TCSA_0.pdf
「TSCAに基づく優先度の高いフタル酸エステル類及び製造業者が要求するフタル酸エステル類の累積リスク評価のためのアプローチ案」草案(2023年2月、209ページ)
https://www.epa.gov/system/files/documents/2023-02/Draft%20Phthalate%20CRA%20Approach.pdf
 本件に関する官報(2月27日)のPDFファイルは、以下のURLから入手可能。
https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2023-02-27/pdf/2023-03974.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/環境保護庁(EPA)
情報源(報道) 米国環境保護庁(EPA)
URL https://www.epa.gov/assessing-and-managing-chemicals-under-tsca/cumulative-risk-assessment-under-toxic-substances