食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06010160149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えGeobacillus thermodenitrificans TRBE14株由来食品用酵素1 ,4-α-グルカン分枝酵素の安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年2月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月22日、非遺伝子組換えGeobacillus thermodenitrificans TRBE14株由来食品用酵素1
,4-α-グルカン分枝酵素の安全性評価に関する科学的意見書を公表した(1月25日採択、PDF版13ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2023.7834)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素1
,4-α-グルカン分岐酵素((1-4)-α-D-グルカン:(1-4)-α-D-グルカン 6-α-D-[(1-4)-α-D-グルカノ]-トランスフェラーゼ; EC 2.4.1.18)は、非遺伝子組換えGeobacillus thermodenitrificans TRBE14株を用いて、Nagase (Europa) GmbH(長瀬産業株式会社の連結子会社)により生産される。
 当該産生菌株は、安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))アプローチに適合することが示されている。
 当該食品用酵素は、以下の食品製造工程にて使用されることが意図されている。
・ 穀類ベース工程
・ 焼成工程
・ 食肉及び魚加工工程
 欧州集団における当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大0.29 mg TOS/kg体重と推定された。
 当該産生菌株のQPSステータス及び製造工程の性質から、毒性学的試験は必要ないと判断された。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、一致は検出されなかった。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、当該食品用酵素は既知のアレルゲンであるリゾチームを含有する点に留意する。よって、アレルゲン性は排除されない。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7834