食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06010150149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えAnoxybacillus caldiproteolyticus TCM3-539株由来食品用酵素シクロマルトデキストリン・グルカノトランスフェラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年2月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月22日、非遺伝子組換えAnoxybacillus caldiproteolyticus TCM3-539株由来食品用酵素シクロマルトデキストリン・グルカノトランスフェラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(1月25日採択、PDF版10ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2023.7842)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素シクロマルトデキストリン・グルカノトランスフェラーゼ((1-4)-α-D-グルカン:(1-4)-α-D-グルカン 4-α-D-[(1-4)-α-D-グルカノ]-トランスフェラーゼ、 EC 2.4.1.19)は、非遺伝子組換え細菌Anoxybacillus caldiproteolyticus TCM3-539株を用いて、Hayashibara Co.
, Ltd.(株式会社 林原)により生産される。
 当該食品用酵素は、当該産生菌株の生細胞を含有しない。
 当該食品用酵素は、グルコシル・ヘスペリジン及びアスコルビン酸2-グルコシドの製造に使用されることが意図されている。
 残留する総有機固形物は、ろ過、吸着、クロマトグラフィー、結晶化により除去されるため、食事性ばく露の推定は不要と判断された。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、1件の一致が検出された。一致したアレルゲンは、Aspergillus oryzaeが産生するα-アミラーゼ・Asp o 21であり、これは、職業性呼吸器系アレルゲンとして知られている。
 EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、意図された使用条件下において、食事性ばく露によるアレルギー反応誘発のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7842