食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu06000330149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、Starlinger社deCONテクノロジーに基づいて使用済PETを食品接触材料としてリサイクルするために用いるプロセスDerchia D.C. Plasticsの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2023年1月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は2023年1月20日、Starlinger社deCONテクノロジーに基づいて使用済PETを食品接触材料としてリサイクルするために用いるプロセスDerchia D.C. Plasticsの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(2022年12月7日承認、13ページ、doi:10.2903/j.efsa.2023.7759)。概要は以下のとおり。 食品接触材料、酵素および加工助剤に関するEFSAのパネル(CEP)は、Starlinger社(訳注 オーストリアに本社があるプラスチック再生機メーカー)のdeCONテクノロジーを使用するリサイクルプロセスDerchia D.C. Plastics (EU登録番号RECYC258)の安全性を評価した。入力材料は、熱水で洗浄後に乾燥させたポリエチレンテレフタレート(PET)フレークであり、それらはPET含有率最大5%の非食品消費者向け製品を含む、ボトルなどの収集された使用済PET容器に由来する。PETフレークは、真空およびガス流下の高温での連続反応器内での固相重縮合(SSP)に送られる前に予熱される。提出された負荷試験を分析し、CEPパネルは、予熱(ステップ2)とSSP反応器内における汚染物質の除去(ステップ3)が当該プロセスの除染効率の決定に重要であると結論した。これら重要なステップの出来映えを決める運転パラメータ(operating parameter)は、ステップ2とステップ3における温度、圧力、滞留(反応)時間、ステップ2における低ガス流量、ステップ3におけるガス体積とPET量の比率である。当該リサイクルプロセスで潜在的な未知の汚染物質が食品に移行するレベルは、控えめなモデル化に基づく移行レベル0.1 μg/kg食品を確実に下回ることが実証された。したがって、パネルは、当該プロセスでリサイクルされたPETは、ホットフィル(hotfill)工程の有無にかかわらず、あらゆるタイプの食品を室温で長期保存するための接触材料の製造に上限100%まで使用されても、安全性の懸念はないと結論した。当該プロセスでリサイクルされたPETの製品は電子レンジや電気オーブンでの使用が意図されていないため、そのような用途については当該評価では検討されていない。 (注)使用済PETを食品接触材料にリサイクルするために用いるプロセスの安全性評価に関する同様の科学的意見書が、以下の通り公表された。 Starlinger社deCONテクノロジーに基づくプロセスPetecoflex https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7760 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7759 |