食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05990600149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、「EFSAに通知された食品又は飼料に意図的に添加される安全性適格推定(QPS)に推薦された微生物のリストの更新」と題する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2023年1月25日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は1月25日、「EFSAに通知された食品又は飼料に意図的に添加される安全性適格推定(QPS)に推薦された微生物のリストの更新」と題する科学的意見書(23ページ、2022年12月6日採択、doi: 10.2903/j.efsa.2023.7747)を公表した。概要は以下のとおり。 安全性適格推定(Qualified Presumption of Safety: QPS)は、EFSAの科学パネルの取組を支援するために、食品又は飼料チェーンでの使用を意図した微生物の安全性についての一般的な事前評価を提供する。QPS評価は、QPS分類単位(TU: Taxonomic Unit)(細菌、酵母、真菌、原生生物/微細藻類では種、ウイルスでは科)に属する株の迅速な評価を可能にしている。QPS TUは知識体系及び安全性について評価される。あるQPS TUに関連する安全上の懸念は、可能であれば、株及び/又は製品レベルで試験されるべきものであり、「条件(qualifications)」として反映される。一部の株が有害となる可能性のある特性を有するため、糸状菌、バクテリオファージ、卵菌、ストレプトマイセス属菌、Enterococcus faecium、大腸菌及びClostridium butyricumはQPS評価から除外されている。 2019年10月から2022年9月までの期間に、323件のTUの届出があり、217件は飼料添加物に関連するもの、54件は食品酵素、食品添加物及び香料に関連するもの、14件は植物保護製品に関連するもの、38件は新食品(novel foods)に関連するものであった。QPSに推薦されたTUのリストは6か月ごとに広範な文献検索方策に基づいた見直しが行われる。 QPSステータスを有するいくつかのTUによる、免疫抑制者における散発的な感染症のみが確認され、その評価では、これらのTUのQPSステータスは変更されなかった。当該QPSリストは最新の分類学的知見に関連して更新されており、その条件(qualifications)は改訂・合理化された。Bacillus velezensisに関する条件「アミノグリコシド産生能の不在」は撤回された。新たに以下の6つのTUがQPSステータスを付与された:「毒素産生性の不在」及び「バシトラシン産生能の不在」を条件としたBacillus paralicheniformis、「生産目的に限定」及び「細胞毒性の不在」を条件としたBacillus circulans、「生産目的に限定」を条件としたHaematococcus lacustris(シノニムHaematococcus pluvialis)及びOgataea polymorpha、Lactiplantibacillus argentoratensis、「毒素産生性の不在」を条件としたGeobacillus thermodenitrificans。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7747 |