食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu05990360328 | 
| タイトル | 英国環境・食料・農村地域省(Defra)、テンサイを保護するための農薬の緊急承認を公表 | 
| 資料日付 | 2023年1月25日 | 
| 分類1 | - | 
| 分類2 | - | 
| 概要(記事) |  英国環境・食料・農村地域省(Defra)は1月23日、テンサイを保護するための農薬を緊急承認したと公表した。概要は以下のとおり。 Defraは、萎黄病ウイルス(yellows viruses)による作物へのリスクを考慮したため、今年のテンサイに対するネオニコチノイド系農薬処理の使用に関する緊急一時認可を承認した。 出芽中のテンサイの苗は、萎黄病ウイルスを広げる可能性のあるアブラムシによる捕食に弱く、テンサイの収穫と品質に深刻な影響を与える可能性がある。2020年には、英国のテンサイの25%が損害を被り、1万人近い雇用を生み出す産業全体で6 ,700万ポンドの経済的損失が発生した。 Defraは、独自のモデリングによりウイルス発生率が63%以上と予測される場合にのみ適用を認可するなど、緊急認可に対して厳しい条件を付けている。ウイルスの閾値を満たさない場合、ネオニコチノイド系農薬で処理された種子は使用されない。 閾値を超え、限定的な使用が許可される場合は、環境へのリスクを最小化するため、さらに厳しい条件が適用される。これには、1へクタール当たりに植えられる種子の数の上限や農家が処理済みの種子を使用した畑に翌年開花作物を植えることを制限するなどが含まれる。これは、化学物質が分解されるまでの時間を確保するためである。 農薬の緊急認可は、他の合理的な手段では被害を抑制できないリスクがあり、農薬の使用が制限・管理されている特別な状況において、短期間のみ認められる。他の農薬や有機物による処理では、ウイルスを抑制する効果は十分ではない。 ネオニコチノイド系農薬の全面的な使用禁止は継続される。  | 
						
| 地域 | 欧州 | 
| 国・地方 | 英国 | 
| 情報源(公的機関) | 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA) | 
| 情報源(報道) | 英国環境・食料・農村地域省(Defra) | 
| URL | https://www.gov.uk/government/news/emergency-pesticide-authorisation-approved-to-protect-national-sugar-beet-crop |