食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05990200149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えAspergillus luchuensis AE-L株由来食品用酵素トリアシルグリセロール・リパーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年1月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月20日、非遺伝子組換えAspergillus luchuensis AE-L株由来食品用酵素トリアシルグリセロール・リパーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(2022年12月7日採択、PDF版15ページ、DOI: https://doi.org/10.2903/j.efsa.2023.7754)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素トリアシルグリセロール・リパーゼ(トリアシルグリセロール・アシルヒドロラーゼ; EC 3.1.1.3)は、非遺伝子組換えAspergillus luchuensis AE-L株を用いて、Amano Enzyme Inc.(天野エンザイム株式会社)により、生産される。
 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞を含有しない。
 当該食品用酵素は、酵素分解乳成分(enzyme‐modified dairy ingredients(EMDI))製造工程における使用が意図されている。
 欧州集団における当該食品用酵素-総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大0.02 mg TOS/kg体重と推定された。
 遺伝毒性試験において安全性上の懸念は提起されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、試験された最高用量である1
,726 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは少なくとも86
,300と算出された。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、一致は検出されなかった。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、意図された使用条件下において、食事性ばく露によるアレルギー性感作及び誘発反応のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7754