食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05990170149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えRhizopus arrhizus AE-N株由来食品用酵素トリアシルグリセロール・リパーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2023年1月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月18日、非遺伝子組換えRhizopus arrhizus AE-N株由来食品用酵素トリアシルグリセロール・リパーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(2022年12月7日採択、PDF版11ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2023.7756)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素トリアシルグリセロール・リパーゼ(EC 3.1.1.3)は、非遺伝子組換えRhizopus arrhizus AE-N株を用いて、Amano Enzyme Inc.(天野エンザイム株式会社)により生産される。
 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞を含有しないと判断された。
 当該食品用酵素は、エステル交換による油脂の修飾工程において、固定化して使用することが意図されている。
 油脂の精製工程において総有機固形物(TOS)の残留物は除去されるため、食事性ばく露は算出されなかった。
 遺伝毒性試験において安全性上の懸念は提起されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、試験された最高用量である1
,806 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定した。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、一致は検出されなかった。CEPパネルは、意図された使用条件下において、食事性ばく露によるアレルギー性感作及び誘発反応のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7756