食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05980300104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、アルファルファ・スプラウトに関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表(初報)
資料日付 2022年12月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は12月30日、アルファルファ・スプラウトに関連した複数州にわたるサルモネラ属菌集団感染に関する情報を公表した(初報)。概要は以下のとおり。
1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局並びに米国食品医薬品庁(FDA)は複数州にわたるSalmonella Typhimurium集団感染症に関して調査を行うために様々な種類のデータを収集している。疫学及び遡及調査のデータによって、アルファルファ・スプラウトがサルモネラ属菌に汚染されており、病因となっている可能性が示されている。
2. 2022年12月29日時点で、サルモネラ属菌の集団感染株に感染した合計15人が3州(ネブラスカ州、サウスダコタ州、及びオクラホマ州)から報告されている。発症日は2022年12月2日から12月13日までである。患者の年齢は19歳から78歳で、年齢中央値は39歳であり、67%が女性である。情報の得られた14人のうち2人が入院した。
3. 州及び地方の公衆衛生当局は、患者が発症前の1週間に喫食した食品について聞き取り調査を行っている。聞き取り調査を受けた12人のうち、全員(100%)がアルファルファ・スプラウトを喫食したと報告した。
4. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)により、患者の検体に由来する細菌が遺伝的に近縁であることが示された。これは、当該集団感染の患者が同じ食品により罹患したことを示唆している。
5. 15人の検体由来の細菌のWGSでは、いずれの抗菌性物質への耐性も予測されなかった。CDCの全米薬剤耐性監視システム(NARMS)検査機関による標準薬剤感受性試験が現在実施中である。
6. FDAの予備的遡及調査のエビデンスにより、当該集団感染で特定された飲食店及び食料品店がSunSprout Enterprises社からアルファルファ・スプラウトを入荷していたことが示された。更に、当該集団感染で特定された2人は、地元の食料品店でSunSproutsブランドのアルファルファ・スプラウトを購入したことが確認された。
7. 2022年12月29日、SunSprout Enterprises社は、生のアルファルファ・スプラウトの4ロット(ロット番号4211、5211、3212、及び4212)をリコールした。これらのスプラウトは、2022年11月下旬から12月中旬の間に、ネブラスカ州、カンザス州、及びアイオワ州のフードサービス及び食料品の顧客に提供された。リコールされたスプラウトの賞味期限(best-by dates)は、2022年12月10日から2023年1月7日までである。CDCは、リコール対象の生のアルファルファ・スプラウトを喫食、販売、又は提供しないように勧告している。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/salmonella/typhimurium-12-22/index.html