食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05960240149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えTrichoderma reesei RF6199株由来食品用酵素ペクチン・リアーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2022年12月8日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は12月8日、遺伝子組換えTrichoderma reesei RF6199株由来食品用酵素ペクチン・リアーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(11月15日採択、PDF版17ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2022.7675)。概要は以下のとおり。 当該食品用酵素ペクチン・リアーゼ((1-4)-6-O-methyl-α-D-galacturonan lyase; EC 4.2.2.10)は、遺伝子組換えTrichoderma reesei RF6199株を用いて、AB Enzymes GmbHにより生産される。 当該遺伝子組換えの結果は安全性上の懸念を提起しない。 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞及びそのDNAを含有しないと判断された。 当該食品用酵素は、以下の製造工程6件にて使用することが意図されている。 ・ 果汁製造用の果物及び野菜加工工程 ・ フルーツブランデー用の果物及び野菜加工工程 ・ 果汁以外の製品用の果物及び野菜加工工程 ・ ワイン及びワインビネガー製造工程 ・ 精製及び未精製糖製造工程 ・ コーヒー豆用の脱粘液工程(demucilation) フルーツブランデー用果物加工工程及びコーヒー豆脱粘液工程から得られる食品群、並びに、精製糖は、食事性ばく露推定から除外された。残り4工程に関し、欧州集団における当該食品用酵素 - 総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大0.2 mg TOS/kg体重と推定された。 遺伝毒性試験において安全性上の懸念は提起されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、試験された最高用量である1 , 000 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは少なくとも5 ,000と算出された。 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、一致は検出されなかった。CEPパネルは、意図された使用条件下において、食事性ばく露によるアレルギー性感作及び誘発反応のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7675 |