食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05940280294 |
タイトル | 世界保健機関(WHO)、スペインにおけるヒトの鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染に関する情報を公表 |
資料日付 | 2022年11月3日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 世界保健機関(WHO)は11月3日、スペインにおけるヒトの鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染に関する情報を公表した。概要は以下のとおり。 1. 概況 スペインの公衆衛生当局は、9月20日に確認された家きんでの集団感染に続いて、1か所の農場で2人の家きん作業者からインフルエンザA(H5N1)が検出されたと報告した。公衆衛生への潜在的な影響を考慮して、当該家きん農場では、管理、予防、及び早期検出のための措置を含む多部門での対応が開始された。これらの個人でのインフルエンザA(H5N1)の検出は、感染した家きん又は汚染された環境へのばく露が原因である可能性が高い。これまでに、インフルエンザA(H5N1)ウイルスのヒトからヒトへの伝播のエビデンスは確認されていない。 2. 当該症例の説明 2022年9月27日、スペインの公衆衛生担当省は、Guadalajara州の家きん農場で働く1人の作業者がインフルエンザA(H5N1)に感染したことをWHOに通知した。当該農場では、9月20日に家きんにおける鳥インフルエンザA(H5N1)の集団感染が確認された。その後、9月23日に12人の農場作業者全員から鼻咽頭検体が採取され、9月27日に作業者の1人(19歳男性)の検体からインフルエンザA(H5N1)ウイルスが検出された。当該作業者は9月28日に2回目の検体でRT-PCR検査で陰性と判定されるまで隔離された。9月28日、当該症例の濃厚接触者1人から検体が採取されたが、RT-PCRによる鳥インフルエンザの検査結果は陰性であった。 当該農場での対応措置の後、10月13日に再度全ての作業者が検査を受けた。10月13日に別の作業者(個人用保護具を着用した上で洗浄と消毒を含む管理措置に関与した27歳の男性)の鼻咽頭検体でインフルエンザA(H5N1)ウイルスが検出された。当該作業者は最初、9月23日の1回目の検査では陰性であった。RT-PCR検査で2回目の検体が陰性となった10月22日まで隔離された。当該作業者の濃厚接触者2人が特定され、呼吸器検体で陰性であることが確認された。 両症例とも無症状であった。検体は、国立微生物学センターでRT-PCRを用いて検査された。 3. 疾病の疫学(抜粋) 2003年から2022年10月21日までに、これら2例を含めて世界21か国から合計868例のインフルエンザA(H5N1)のヒト感染例と、456例の死亡が報告されている。これまでに欧州では、2021年に英国から1例、及び2022年にスペインから2例の、計3例のヒト感染例が報告されている。 4. 公衆衛生対応(省略) 5. WHOリスク評価(抜粋) スペインの家きん農場での高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)の現在の集団感染では、ヒト及び動物の両方の保健機関が公衆衛生対策を実施している。入手可能な情報に基づいて、WHOは、当該ウイルスによってもたらされる一般集団のリスクは低く(low)、職業的にばく露される人々のリスクは低から中程度(low to moderate)であると評価している。 6. WHOの勧告(抜粋) 当該2例のインフルエンザA(H5N1)症例の報告は、インフルエンザの公衆衛生対策及びサーベイランスに関する現在のWHO勧告を変更するものではない。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
情報源(報道) | 世界保健機関(WHO) |
URL | https://www.who.int/emergencies/disease-outbreak-news/item/2022-DON420 |