食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05930680149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種に使用する飼料添加物(Cinnamomum cassia(L.)J. Presl由来の精油(カシア葉油)からなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年10月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月20日、全動物種に使用する飼料添加物(Cinnamomum cassia(L.)J. Presl由来の精油(カシア葉油)からなる)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2022年9月27日採択、PDF版29ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7600)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会の要請を受け、EFSAの動物用飼料に使用される添加物及び製品又は物質に関する科学パネル(FEEDAPパネル)は、Cinnamomum cassia(L.)J. Preslの葉、茎、小枝から得られる精油(カシア葉油)を全動物種の飼料及び飲用水に官能的添加物(sensory additive)(香料)として使用する場合の安全性及び有効性に関する科学的意見書の提出を要請された。
 カシア葉油にスチレン(styrene)が含まれるため、FEEDAP パネルは、長命の動物及び繁殖用の動物について結論を出す立場にはない。短命の動物については、FEEDAPパネルは、提案された完全飼料中のカシア葉油の最大使用量として、肥育用鶏及びその他のマイナ-種の家きん類に28.5 mg/kg、肥育用七面鳥に38 mg/kg、子豚及びその他のマイナー種のイノシシ科動物に 51 mg/kg、肥育用豚に61 mg/kg、子牛(代用乳)に100 mg/kg、肥育用の牛及びその他の反すう動物に60 mg/kg、馬に30 mg/kg、ウサギに25 mg/kg、サケ科及びその他の魚類に125 mg/kgまで安全であると判断した。その他のマイナー種については、当該添加物は28.5 mg/kg完全飼料で安全であると判断した。短命の動物については、FEEDAP パネルは、一日の総摂取量が飼料として摂取した場合に安全とされる一日の量を超えない限り、飲用水への使用は安全であると考えた。対象動物種の飼料として安全であると考えられる使用量での添加物の使用により、消費者への懸念は確認されなかった。提案された条件下での動物用飼料への添加物の使用は、環境に対するリスクはないと考えられる。カシア葉油は、食品の風味付けに使用されることが知られている。飼料における機能は食品における場合と本質的に同じであると考えられるため、有効性のさらなる実証は必要ないと判断した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7600