食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05930530149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、ヒドロキシアントラセン誘導体類の安全性に関する技術支援要請に関するテクニカルレポートを公表 |
資料日付 | 2022年10月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月20日、ヒドロキシアントラセン誘導体類の安全性に関する技術支援要請に関するテクニカルレポートを公表した(10月10日採択、PDF版11ページ、DOI: https://doi.org/10.2903/sp.efsa.2022.EN-7636)。概要は以下のとおり。 規則(EC) No 178/2002第31条に従い、欧州委員会はEFSAに、2018年にEFSAの食品添加物及び食品に添加される栄養源に関するパネル(ANSパネル)が公表した「食品に使用するヒドロキシアントラセン誘導体類の安全性に関する科学的意見書」の文脈において、技術支援を提供するよう要請された。本要請に関してEFSAは、イタリア毒性学会により提示された新たな科学文献2件のデータが、食品に使用するヒドロキシアントラセン誘導体類の安全性に関するEFSAの結論を修正するのに充分であるか否かを評価するよう要請された。 評価された科学文献2件は、アロエ-エモジン(Aloe‐emodin)、あるいは、乾燥アロエ フェロックス(Aloe ferox)植物体全体に由来する果汁を用いて、マウスにて実施されたin vivo コメット アッセイを報告している。 アロエ-エモジンを用いた研究結果は、標準的コメット・アッセイ・プロトコルによるDNA鎖切断誘導に関し、決定的ではないと見なされた。損傷特異的酵素(human 8-oxoguanine DNA N-glycosylase 1(hOGG1))を用いた酵素修飾コメット・アッセイ・プロトコルから得られた結果は、アロエ-エモジンがin vivoにて結腸細胞に酸化的DNA損傷を誘発可能であることを示唆している。 アロエ フェロックス果汁を用いた研究にて観察されたDNA損傷の欠如は、果汁中ヒドロキシアントラセン誘導体類の濃度が低い点に加え、果汁含有の他成分(抗酸化物質等)による相殺効果の可能性があることから、ヒドロキシアントラセン誘導体類の遺伝毒性とは関連性が低いと見なされた。 利用可能なエビデンスに基づき、EFSAは、提示された新たな情報は、EFSAのANSパネルによるヒドロキシアントラセン誘導体類に関する科学的意見の結論の修正を正当化しないと結論する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-7636 |