食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05930270164 |
タイトル | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、「神経変性作用を有する可能性のある植物保護製品: 化学構造に基づく有効成分の分析」と題する報告書を公表 |
資料日付 | 2022年10月6日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は10月6日、「神経変性作用を有する可能性のある植物保護製品: 化学構造に基づく有効成分の分析」と題する報告書を公表した。概要は以下のとおり。 栽培者のように、過去に長期にわたって多くの植物保護製品と接触をしたヒトは、神経系に影響を及ぼす疾患(神経変性疾患)のリスクが高いという指摘がある。このような疾患の例として、パーキンソン病とアルツハイマー病が挙げられる。 RIVMが実施した先の研究により、5種類の特定の物質と神経変性疾患との強い関連が明らかになった。これらの物質は現在、欧州連合(EU)で禁止されている。また、パーキンソン病等、植物保護製品の使用の潜在的な影響を調査するために、そのリスク評価に必要な情報の質を向上させなければならないことも明らかになった。研究者は現在、これらのリスク評価をさらに完全なものにするための方法を研究している。 これを踏まえて、RIVMは、現在使用されている物質の中に、禁止された5種類の物質と類似点のある物質があるかどうかを調査した。類似構造を有する物質は、同様の影響を及ぼす可能性があるからである。そうであれば、栽培者の潜在的なリスクを軽減するための措置を講じることが適切であろう。 入手可能な情報からRIVMは、メチラム(metiram)が神経変性作用を引き起こす可能性がある構造を有するという結論に達した。メチラムは、オランダではほとんど使用されておらず、進行中の欧州の再評価の後に禁止される予定である。この再評価の結論が出るまで、RIVMは現時点では、追加の措置を講じる理由はないと考えている。 当該報告書(58ページ、オランダ語)は下記URLから入手可能。 https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2022-0089.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | オランダ |
情報源(公的機関) | オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM) |
情報源(報道) | オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM) |
URL | https://www.rivm.nl/publicaties/gewasbeschermingsmiddelen-met-mogelijke-neurodegeneratieve-effecten-analyse-van |