食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05930210149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、非遺伝子組換えAspergillus oryzae GL 470株由来食品用酵素β-ガラクトシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年10月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月19日、非遺伝子組換えAspergillus oryzae GL 470株由来食品用酵素β-ガラクトシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(9月14日採択、PDF版20ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2022.7572)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素β-ガラクトシダーゼ(β-D-ガラクトシドガラクトヒドロラーゼ; EC 3.2.1.23)は、Shin Nihon Chemical Co.
, Ltd.(新日本理化株式会社)により、Aspergillus oryzae GL 470株を用いて生産される。
 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞を含有しないと判断された。
 当該食品用酵素は、乳加工工程、発酵乳製品製造工程、ホエー加工工程、酵素修飾乳製品原材料製造工程、ガラクトオリゴ糖製造工程における乳糖加水分解の食品製造5工程における利用が意図されている。
 欧州集団における当該食品用酵素-総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大1.388 mg TOS/kg体重と推定された。
 遺伝毒性試験では、安全性上の懸念は提起されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、試験された最高用量である7
,000? mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは少なくとも5
,043と算出された。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、一致は検出されなかった。CEPパネルは、意図された使用条件下において、食事性ばく露によるアレルギー性感作及び誘発反応のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、加えて、最新の完全な毒性学的データセットを考慮し、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7572