食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05930200149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えKluyveromyces lactis KLA株由来食品用酵素β-ガラクトシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年10月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月13日、遺伝子組換えKluyveromyces lactis KLA株由来食品用酵素β-ガラクトシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(9月15日採択、PDF版14ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2022.7575)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素β-ガラクトシダーゼ(β-D-ガラクトシド ガラクトヒドロラーゼ; EC 3.2.1.23)は、DSM Food Specialties B.V.により、遺伝子組換えKluyveromyces lactis KLA株を用いて生産される。
 当該遺伝子組換えの結果は安全性上の懸念を提起しない。
 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞及びそのDNAを含有しないと判断された。
 当該食品用酵素は、乳加工工程、発酵乳製品の製造工程、ホエー加工工程における乳糖加水分解に使用することが意図されている。さらに、一般家庭における乳製品の乳糖加水分解に使用することも意図されている。
 欧州集団における当該食品用酵素-総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大11.876 mg TOS/kg体重と推定された。
 当該食品用酵素産生株は、安全性評価に対する安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))アプローチの要件を満たしている。適用された遺伝子組換え、あるいは、製造工程に起因する懸念は確認されないため、EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、当該食品用酵素の評価に毒性学的試験は必要ないと判断した。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、一致は検出されなかった。CEPパネルは、意図された使用条件下において、食事性ばく露によるアレルギー性感作及び誘発反応のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7575