食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05920110108 |
タイトル | 米国環境保護庁(EPA)、ペンタクロロニトロベンゼン(PCNB)の廃止を提案することにより、ヒトの健康及び環境を保護するための措置を講じると公表 |
資料日付 | 2022年9月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国環境保護庁(EPA)は9月23日、ペンタクロロニトロベンゼン(PCNB)の廃止を提案することにより、ヒトの健康及び環境を保護するための措置を講じると公表した。概要は以下のとおり。 EPAは、PCNBの全ての登録を取り消すことを提案する最終決定案を公表した。連邦殺虫剤・殺菌剤・殺鼠剤法(FIFRA)では、EPAが15年毎に農薬を再評価して、リスク評価が利用可能な最良の科学情報を反映していることを確認し、市場に登録された製品がヒトの健康と環境に不当な有害影響を及ぼさないことを確認する必要がある。提案された最終決定は、懸念されるリスクと、これらのリスクを低減できる措置を特定するための、多段階の手続きの一部である。 PCNBは、農業環境及び非農業環境の両方で植物病害を防除するために使用される殺真菌剤である。農業用途には、ブロッコリー、キャベツ、ケール、ジャガイモ、及びその他の野菜作物がある。非農業用途には、ゴルフ場、競技場、及び工業団地、芝畑、並びに花の球根やその他の観葉植物が含まれる。 2021年のヒト健康リスク評価の草案は、甲状腺への有害影響に基づいており、飛散による、すぐ近くにいる人へのPCNBばく露、及び大学・プロ用競技場での直接散布による利用者へのPCNBばく露から懸念される潜在的な非がんリスクとともに、花の球根や木質観葉植物等の作物に使用した場合のPCNBへのばく露による、職業取扱者及び適用後の潜在的なリスクが特定された。 PCNB製剤中の製造不純物は、すぐ近くにいる人及び大学・プロ用競技場の利用者に対する潜在的ながん及び非がんリスクの懸念を含む、潜在的なヒト健康リスクの懸念にも関連している。リスク評価では、観賞用植物や芝畑を含む複数の使用場所で職業取扱者や散布後の作業者が不純物にばく露することによる潜在的ながん及び非がんリスクも特定された。 PCNBによってもたらされる重大な生態学的及びヒト健康上のリスクと、PCNBの現在の使用による限られた利点に基づいて、EPAはPCNBの全ての登録を取り消すことを提案している。EPAの提案された措置により、米国は豪州、カナダ、ニュージーランド、及び欧州連合での措置を含む、他の多くの農薬規制当局と一致することとなる。 官報での通知の公表後、60日間の意見募集が行われる。関連文書は以下のURLから、docket番号「EPA-HQ-OPP-2015-0348」を検索して入手可能。 https://www.regulations.gov/ 本件に関する官報(9月23日付)のPDFファイルは、以下のURLから入手可能。 https://www.govinfo.gov/content/pkg/FR-2022-09-23/pdf/2022-20683.pdf |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/環境保護庁(EPA) |
情報源(報道) | 米国環境保護庁(EPA) |
URL | https://www.epa.gov/pesticides/epa-takes-action-protect-human-health-and-environment-proposing-cancellation |