食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05910340377 |
タイトル | 欧州委員会(EC)保健衛生・食の安全総局(DG SANTE)、食品と接触する再生プラスチックの安全性強化を目的とした欧州委員会(EC)の新規則採択について公表 |
資料日付 | 2022年9月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州委員会(EC)保健衛生・食の安全総局(DG SANTE)は9月15日、食品と接触する再生プラスチックの安全性強化を目的とした欧州委員会(EC)の新規則採択について公表した。 ECは、再生プラスチック材料の安全性に関する新規則を採択した。この規則は、欧州連合(EU)域内の食品包装における再生プラスチックの安全な使用を目的とする、明確な規則を定めるものである。この規則は、食料システム全体の持続可能性を高め、循環型経済行動計画の目標達成に貢献するものである。 欧州グリーン・ディール担当のFrans Timmermans上級副委員長は、次のように述べる。「一次原材料への依存度を下げ、完全な循環型経済を構築するためには、再生プラスチックの市場を活性化し、食品業界を起点とするプラスチック廃棄物を大幅に削減する必要がある。プラスチックは食品を保存するために有用であるが、その使用は持続可能でなければならない。本日の新規則により、食品メーカーは食品包装に再生プラスチックをより多く使用できるようになる。これは、食品分野における再生プラスチックの安全かつ持続可能な使用への重要な一歩である。」 保健衛生・食の安全担当のStella Kyriakides委員は、次のように述べる。「EUは、食品事業者及び消費者に信頼される安全な再生プラスチックを製造するための新規則を必要としている。EUにおけるプラスチック包装の約50%は食品に使用されており、この業界がより持続可能な食品生産へと安全かつ効率的に移行できるようにする必要がある。これを実現するためには、再生プラスチックをより多く使用することが鍵となる。環境保護及び市民の健康は表裏一体であり、我々の新規則はこれらの目的を達成するであろう。」 この規則により、食品包装に使用する安全な再生プラスチック材料を製造するためのリサイクル工程を認可することが可能になる。また、リサイクル業界が、現在食品包装材へと再生できないプラスチックを再生するための適切な方法を確立するのにも役立つであろう。さらに、欧州食品安全機関(EFSA)は、再生技術の適合性及びその技術を用いた工程によって製造された食品包装の再生プラスチックの安全性を評価するための明確な基盤をもつことになる。この規則により、PET(ポリエチレンテレフタレート)を製造する200以上のメカニカルリサイクルの工程に個別の認可が与えられることになり、業界による「2025年の飲料用PETボトル中の再生プラスチック25%」という拘束力のある目標の達成が後押しされる。更に、この新規則はその領域の下で、リサイクル工程、リサイクル業者、及びリサイクル設備の、透明性の高い公開登録を規定する。 当該新規則に関する情報は以下URLから閲覧可能。 https://food.ec.europa.eu/safety/chemical-safety/food-contact-materials/plastic-recycling_en |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州委員会(EC)保健衛生・食の安全総局(DG SANTE) |
情報源(報道) | 欧州委員会(EC)保健衛生・食の安全総局(DG SANTE) |
URL | https://food.ec.europa.eu/news/commission-adopts-new-rules-enhance-safety-recycled-plastics-used-contact-food-2022-09-15_en |