食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05900470539
タイトル フランス経済・財務・産業及びデジタル主権省、キャンディー等のコンフィズリーに関連する安全性について情報を提供
資料日付 2022年8月3日
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分類2 -
概要(記事)  フランス経済・財務・産業及びデジタル主権省は8月3日、キャンディー等のコンフィズリーに関連する安全性について情報提供を行った。概要は以下のとおり。
 コンフィズリー(confiserie)(※訳注: キャンディー等の砂糖菓子)は、主に糖類を含み、香料や着色料、また、時には油脂を添加した製品である。しかし、工業製品や手工業的製品は、製品の外装、表示や安全性の面で全ての必要な保証を備えていないことがある。
 2020年には、一人の子供がチューインガム入りコンフィズリーの摂取の結果生じた誤飲で死亡した。また、アレルギー物質(ピーナッツ)、未認可添加物(亜硫酸塩、着色料)、異物(金属片、虫)を含むコンフィズリーが定期的に報告されている。こうしたコンフィズリー製品は、特に元来脆弱な幼い子供をターゲットにしている。この点で、特にこれらの食品の原産地について警戒することが必要である。実際、フランス競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)が実施した最新の調査により、「監視するべき」及び「不適合の」製品の割合は、欧州で製造された場合(33%)よりも、欧州連合(EU)域外の国を産地とする場合(50%)の方が高いことが明らかにされている。
 数年前から、玩具(gadgets)と組み合わせたコンフィズリーが市場に出ている。このような製品の一部が、摂取時に、菓子と一体の小さな非食用要素の摂取又は吸入による窒息等の事故を引き起こしたため、DGCCRFはこれらの製品を規制した。
 2006年3月13日のデクレ(政令)第2006-286号は、コンフィズリー及び摂取時にコンフィズリーと一体の非食用要素からなる製品で、特に玩具に適用される安全基準の規格に適合していないものの製造、輸入、輸出及び販売を禁止している。
 最後に、上述の安全性上のリスクほど危険性は高くないが、コンフィズリーやチューインガムの製造に使用されるカンゾウ根は、グリチルリチン(glycyrrhizin)を自然に含む。グリチルリチンは、大量(一日1 g以上)に摂取すると、大多数の人々に高血圧や低カリウム血症を引き起こす可能性がある。そのため、「カンゾウを含む」又は類似の記載のあるコンフィズリーは、適度な摂取が必要である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス経済・財務・復興省
情報源(報道) フランス経済・財務・産業及びデジタル主権省
URL https://www.economie.gouv.fr/dgccrf/Publications/Vie-pratique/Fiches-pratiques/Confiseries-et-gadgets