食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05900090149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価216改訂2(FGE 216改訂2)に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2022年8月17日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は8月17日、香料グループ評価216改訂2(FGE 216改訂2)に関する科学的意見書(2022年6月29日採択、38ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7420)(FGE 19のサブグループ3.3からのα ,β-不飽和2-フェニール-2-アルケナール類(α ,β-unsaturated 2-phenyl-2-alkenals)の遺伝毒性の可能性の考察)を公表した。概要は以下のとおり。 EFSAの「食品添加物及び香料に関する科学パネル」(FAFパネル)はFGE 216におけるFGE 19のサブグループ3.3からの5つの香料物質の遺伝毒性の可能性を評価するよう要請された。FGE 216及びFGE 216改訂1において、EFSAの「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)(訳注:FAFパネルの旧称)は、これらの5物質の代表物質、2-フェニルクロトンアルデヒド[FL-no:05.062]に関する追加の遺伝毒性データを要求した。今回、FGE 216の改訂(FGE.216改訂2)において、[FL-no:05.062]に関する新たな試験データが提出され評価された。 新データに基づきFAFパネルは、全5物質に関して、遺伝子突然変異の懸念はin vivo突然変異試験、染色体異常誘発性の懸念はin vivoコメットアッセイにおいて認められなかったため、それらの懸念は排除されると結論した。in vitroにおいて、[FL-no:05.062]は染色体異数性誘発能の作用機序を通して小核を誘発した。 利用可能なin vivo小核試験は結論が出ておらず、in vivoの[FL-no:05.062]の染色体異数性誘発能の可能性を排除するためには使用できない。したがってFAFパネルは、in vitroの染色体異数性誘発能を発生させた最低濃度と本物質の報告された使用レベルとを比較した。 この比較に基づき、FAFパネルは、いくつかの食品カテゴリーにおいて報告された使用レベルでの香料物質[FL-no:05.062]の使用は染色体異数性誘発能の懸念を引き起こすと結論した。 構造的類似性に基づき、このFGEの残りの4物質[FL-no:05.099、05.100、05.175、05.222]にも染色体異数性誘発能の可能性が予測される。これらの4物質に関して、染色体異数性誘発能を持つのかどうかを証明するため個々のデータが必要とされる。したがって現状では、香料物質の評価手続きを通してこれら5物質のうちのいずれの物質を評価することは適切ではない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7420 |