食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05890440149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、オレンジ、レモン及びマンダリン中のトリクロピルに対する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2022年8月22日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月22日、オレンジ、レモン及びマンダリン中のトリクロピル(triclopyr)に対する現行の最大残留基準値(MRL)の改正に関する理由を付した意見書(2022年7月27日承認、27ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7545)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 396/2005第6条の規定に従い、Agriphar社はアイルランドの管理当局に対して、当該作物等中の有効成分トリクロピルに対する現行のMRLを改正するため申請書を提出した。
 申請を裏付ける提出データは、当該作物等に対するMRL案を導出するのに十分であった。バリデーションがとれた0.01 mg/kgの定量限界(LOD)で、考察対象の植物マトリックス中の当該有効成分の残留物を管理するのに適切な分析法が利用可能である。
 リスク評価の結果に基づき、EFSAは、報告された農業生産工程管理に従った当該有効成分の使用の結果生じる残留物の短期的及び長期的摂取が消費者の健康にリスクを及ぼすことは考えにくいと結論した。
 欧州議会及び理事会規則(EC) No 1107/2009の規定に従った当該有効成分の認可更新のピアレビューが実施されており、本理由を付した意見書で報告された結論は、そのピアレビューの結果の観点から再考察される必要がある。
 EFSAによるMRL改正案は以下のとおり(抜粋)。
品名     現行MRL mg/kg    MRL改正案 mg/kg
オレンジ     0.1           リスク管理者が決定
レモン      0.1           リスク管理者が決定
マンダリン    0.1           リスク管理者が決定
コメント/理由
提出データは、意図されるポストハーベスト使用に基づき0.07 mg/kgのMRL案を導出するのに十分である。MRLレビューの補強データの評価が確定するまで0.01 mg/kgの暫定的なMRLを維持するか、又はデータにより十分に裏付けされ、消費者の摂取懸念が特定されなかった0.07 mg/kgの値までMRLを引き下げるかをリスク管理者が決定するものとする。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7545