食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05890250149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、Aspergillus niger var. macrosporus PTG8398株由来アスペルギロペプシンI及びIIを含有する食品用酵素の安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年8月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月11日、Aspergillus niger var. macrosporus PTG8398株由来アスペルギロペプシンI及びIIを含有する食品用酵素の安全性評価に関する科学的意見書を公表した(7月8日採択、PDF版15ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2022.7471)。概要は以下のとおり。
 アスペルギロペプシンI(EC 3.4.23.18)活性、及び、アスペルギロペプシンII(EC 3.4.23.19)活性を有する当該食品用酵素は、明治製菓株式会社(Meiji Seika Pharma Co.
, Ltd.)により、非遺伝子組換えAspergillus niger var. macrosporus PTG8398株を用いて産生される。
 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞を含有しないと判断された。
 当該食品用酵素は、ワイン製造工程に使用されることが意図されている。
 最大使用量に基づき、欧州集団における当該食品用酵素-総有機固形物(TOS)への食事性ばく露は、1日あたり最大0.14 mg TOS/kg体重と推定された。
 遺伝毒性試験では、安全性上の懸念は提起されない。全身毒性は,ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、試験された最高用量である919 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し、これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは6
,700を超過した。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンのアミノ酸配列との類似性が検索され、呼吸器系アレルゲン4件との一致が検出された(一致したアレルゲンは非公開)。CEPパネルは、意図された使用条件下において、食事性ばく露によるアレルギー性感作及び誘発反応のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7471