食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05890190149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM-AY株由来食品用酵素α-アミラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年8月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月5日、遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM-AY株由来食品用酵素α-アミラーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(7月7日採択、PDF版11ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2022.7467)。概要は以下のとおり。
 当該食品用酵素α-アミラーゼ(4-α-D-グルカン グルカンヒドロラーゼ; EC 3.2.1.1)は、Novozymes A/Sにより、遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM-AY株を用いて産生される。
 当該遺伝子組換えの結果は安全性上の懸念を提起しない。
 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞及びそのDNAを含有しないと判断された。
 当該食品用酵素は、グルコース・シロップ及び他のデンプン加水分解物製造用のデンプン加工工程、及び、蒸留アルコール製造工程において使用することが意図されている。
 総有機固形物(TOS)残留物は、蒸留及びグルコース・シロップ製造工程に適用される精製段階により除去されるため、食事性ばく露の推定は不要であると判断された。
 当該産生株は、安全性評価に対する安全性適格推定(Qualified presumption of safety(QPS))アプローチの要件を満たしている。製造工程に起因する他の懸念は確認されないため、EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、当該食品用酵素の評価において毒性学的試験は必要ないと考える。
 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、1件の一致が検出された。一致したアレルゲンは、職業性呼吸器系アレルゲンとして知られているAspergillus oryzaeにより産生されるα-アミラーゼ・Asp o 21である。CEPパネルは、(蒸留アルコール製造以外の)意図された使用条件下において、食事性ばく露によるアレルギー性感作及び誘発反応のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。
 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7467