食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05880320106
タイトル 米国食品安全検査局(FSIS)、米国農務省(USDA)及び米国健康福祉省(HHS)が腸管外病原性大腸菌(ExPEC)に関する論文をFoods誌に発表したことを公表
資料日付 2022年7月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品安全検査局(FSIS)は7月22日、米国農務省(USDA)及び米国健康福祉省(HHS)が腸管外病原性大腸菌(ExPEC)に関する論文をFoods誌に発表したことを公表した。概要は以下のとおり。
 USDAのFSIS及び動植物検疫局(APHIS)、並びにHHSの食品医薬品庁(FDA)及び疾病管理予防センター(CDC)は、「ヒトの疾病を引き起こすExPECの潜在的な起源としての動物及び食品の寄与を特定するための大規模ゲノミクスの活用」と題する研究論文をFoods誌に発表した。
 この省庁間研究では、ヒトにおける尿路感染症やその他の生命を脅かす可能性のある侵襲性感染症を引き起こす可能性のある、ExPECと呼ばれる大腸菌のグループに焦点を当てた。ExPECの起源は必ずしも明確ではないが、食料生産動物はExPECの潜在的な起源と見なされている。
 当該省庁間チームは、米国政府組織の5機関からの大量のゲノムデータを利用して、ExPECの起源と病気を引き起こす可能性について評価した。当該論文は、新たに設定した相対リスクグループ(低、中、及び高)に基づいて、様々な病原性及び薬剤耐性遺伝子を考慮し、ExPECの様々な起源について要約している。当該研究で定義された相対リスクグループに基づくと、食品由来の分離株の90%以上が低相対リスクグループに属していた。食用動物及び小売食肉由来のExPECのごく一部のみが、高及び中の相対リスクのカテゴリーに分類された。薬剤耐性遺伝子は、高相対リスクカテゴリーのExPECと関連している可能性が高かった。
 食料生産動物中のExPECの寄与及びヒトに対する潜在的なリスクをさらに理解し、確認するためには、追加の研究が必要である。
 Foods(2022
, 11(13):1975、doi:10.3390/foods11131975)に掲載された当該研究論文「Use of Large-Scale Genomics to Identify the Role of Animals and Foods as Potential Sources of Extraintestinal Pathogenic Escherichia coli That Cause Human Illness(ヒトの疾病を引き起こすExPECの潜在的な起源としての動物及び食品の寄与を特定するための大規模ゲノミクスの活用)、著者L Harrison (FDA
, 米国)、U Dessai(FSIS
, 米国)ら」は、以下のURLから入手可能。
https://www.mdpi.com/2304-8158/11/13/1975
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品安全検査局(FSIS)
情報源(報道) 米国食品安全検査局(FSIS)
URL https://www.fsis.usda.gov/news-events/news-press-releases/constituent-update-july-22-2022-0