食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05880150149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えTrichoderma reesei AR-352株由来食品用酵素グルコースオキシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2022年7月28日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月28日、遺伝子組換えTrichoderma reesei AR-352株由来食品用酵素グルコースオキシダーゼの安全性評価に関する科学的意見書を公表した(5月19日採択、PDF版15ページ、DOI:https://doi.org/10.2903/j.efsa.2022.7372)。概要は以下のとおり。 当該食品用酵素グルコースオキシダーゼ(β-D-グルコース: 酸素1-オキシドレダクターゼ; EC 1.1.3.4)は、AB Enzymes GmbHにより、遺伝子組換えTrichoderma reesei AR-352株を用いて産生される。 当該遺伝子組換えの結果は安全性上の懸念を提起しない。 当該食品用酵素は、当該産生生物の生細胞を含有しないと判断されたが、当該産生生物由来組換えDNAの不含有は確証されていない。 当該食品用酵素は、焼成工程、穀物ベース加工工程、デンプン及びグルテン画分製造用の穀粒処理工程、卵加工工程の製造4工程において使用することが意図されている。 総有機固形物(TOS)残留物は、デンプン及びグルテン製造中に繰り返し洗浄することにより除去されるため、食事性ばく露は他の3工程に対してのみ算出された。欧州集団における当該食品用酵素-TOSへの食事性ばく露は、1日あたり最大0.13 mg TOS/kg体重と推定された。 遺伝毒性試験では、安全性上の懸念は提起されない。全身毒性は、ラットを用いた90日間反復経口投与毒性試験により評価された。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、試験された最高用量である1 ,000 mg TOS/kg体重/日を無毒性量と特定し,これを推定食事性ばく露量と比較した結果、ばく露マージンは7 ,800を超過した。 当該食品用酵素のアミノ酸配列と既知アレルゲンとの類似性を検索したところ、1件の一致が検出された(一致したアレルゲンは非公開)。EFSAの食品接触材料・酵素・加工助剤に関するパネル(CEPパネル)は、意図された使用条件下において、食事性ばく露によるアレルギー性感作及び誘発反応のリスクは排除されないと判断するが、当該事象が発生する可能性は低いと考える。 提供されたデータに基づき、CEPパネルは、当該食品用酵素は、意図された使用条件下において、安全性上の懸念を提起しないと結論する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7372 |