食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05870420294 |
タイトル | 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2022/5/14~2022/6/27)を公表(鳥インフルエンザA(H5)ウイルス) |
資料日付 | 2022年6月27日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 世界保健機関(WHO)は7月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及び評価報告書(2022/5/14~2022/6/27)を公表した(5ページ)。鳥インフルエンザA(H5)ウイルスに関する概要は以下のとおり。 ・感染状況 2022年5月13日の前回のリスク評価以降、インフルエンザA(H5N6)ウイルス感染によるヒト症例2例が中国から報告された。 2022年5月17日、中国は鳥インフルエンザA(H5N6)ウイルス感染による検査確定ヒト症例1例をWHOへ通知した。当該症例は、2022年4月16日に発症した広西の基礎疾患を有する49歳の男性であった。患者は4月18日に重症の肺炎で入院し、4月24日に死亡した。患者は発症前に、生きた家きん市場で購入した生の家きん肉へのばく露があった。 2022年6月13日、中国は鳥インフルエンザA(H5N6)ウイルス感染による検査確定ヒト症例1例をWHOへ通知した。当該症例は、2022年6月2日に発症した江西省の58歳の男性である。患者は6月5日に重症の肺炎で入院し、報告時点では重体である。患者は発症前に、生きた家きん市場に由来する家きんへのばく露があった。当該市場の環境検体はインフルエンザA(H5)ウイルスに陽性と判定された。 報告時点で、これらの症例の家族に症状は見られていない。 国際獣疫事務局(OIE)への報告によると、アフリカ、アジア、欧州及び北米の鳥類において、様々なインフルエンザA(H5)亜型のウイルスが引き続き検出されている。 ・リスク評価 (1)鳥インフルエンザA(H5)ウイルス感染の更なるヒト症例が発生する可能性 全体として、リスク評価に変更はない。ヒト症例のほとんどは、感染した家きん又は生きた家きん市場等の汚染された環境との接触を通じてA(H5)ウイルスにばく露された散発的な感染であった。当該ウイルスは動物及び関連する環境中で検出され続けているため、更なるヒトの症例が予想され得る。2021年以降のA(H5N6)ウイルス感染ヒト症例の報告数の増加は、家きんにおけるこれらのウイルスの拡大、COVID-19パンデミックに端を発するヒトの医療システムにおける呼吸器疾患病原体に対する診断能力の強化及び/又は認知の向上を反映している可能性がある。 (2)鳥インフルエンザA(H5)ウイルスがヒトからヒトへ伝播する可能性 医療従事者を含むA(H5)ウイルス感染の小規模なクラスターが以前に報告されているが、現在の疫学的及びウイルス学的エビデンスでは、インフルエンザA(H5)ウイルスはヒト間での持続的な伝播能力を獲得していないと示唆されているので、その可能性は低い。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
情報源(報道) | 世界保健機関(WHO) |
URL | https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment-27-june-2022 |