食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu05860170149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのグリセロールの再評価の追跡調査に関する科学的意見書を公表
資料日付 2022年6月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月20日、食品添加物としてのグリセロール(glycerol)(E422)の再評価の追跡調査に関する科学的意見書(2022年5月18日採択、18ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7353)を公表した。概要は以下のとおり。
 グリセロールは2017年、EFSAの旧「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)により再評価された。その評価の追跡調査として、本意見書においてEFSAの「食品添加物及び香料に関する科学パネル」(FAFパネル)は、 欧州委員会規則(EU) No 231/2012におけるグリセロールの欧州連合(EU)規格の改正を裏付けるため特定されたデータギャップに対応する。
 FAFパネルは、グリセロールに存在する有害な不純物のリスク評価を実施した。同パネルは、4種類の有害元素(ヒ素、鉛、水銀及びカドミウム)に対するEU規格における最大基準値は、市販の食品添加物E422中の実際のレベルに基づき引き下げられるべきであると結論付けた。同パネルは、E422の規格中のアクロレイン(acrolein)に対する数値基準の設定を勧告した。E422の規格に規定されている0.1 mg/kgの最大基準値における遊離型の3-モノクロロプロパンジオール(3-monochloropropanediol)への潜在的なばく露は、健康懸念を提起しない。同パネルは、E422が植物性油脂のみから生産され、精製グリセロールを生産するため蒸留及びその他の浄化段階を含む精製工程を経ることを示す、規則(EU) No 231/2012におけるE422の規格変更を検討するよう勧告した。全体として同パネルは、技術的データによってグリセロール(E422)に対する規格変更が支持されると結論した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7353