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資料管理ID syu05860040378
タイトル 欧州委員会(EC)、廃棄物中の残留性有機汚染物質(POPs)に関して達成された政治的合意を歓迎する旨を発表
資料日付 2022年6月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州委員会(EC)は6月21日、廃棄物中の残留性有機汚染物質(POPs)に関して達成された政治的合意を歓迎する旨を発表した。概要は以下のとおり。
 欧州議会及び欧州理事会は昨夜、廃棄物中の最も有害な化学物質である一部の残留性有機汚染物質(POPs)に対するより厳格な制限値を導入するためのECの提案について、政治的合意に達した。POPsは毒性を示し、非常に長期間にわたって環境中に残留し、フードチェーンに蓄積し、ヒトの健康及び自然に害を及ぼす可能性がある。POPsは一般に新しい製品には使われなくなったが、防水繊維製品、家具、プラスチック製品や電子機器等、一部の消費財製品から出る廃棄物にはまだ見られることがある。当該合意は、廃棄物中のこれらの化学物質に厳しい制限値を設ける道を開き、当該化学物質がリサイクル材料を通じて再び経済に入ることを防ぐものである。
 五種類の物質(※訳注1)について既存の制限値が強化され、防水繊維製品や泡消火薬剤、処理木材等の中に見られる四種類の新しい物質(※訳注2)について、新たな制限値が合意された。また、二週間前にストックホルム条約締約国会議においてPOP物質としてリストに掲載された、新たな物質であるパーフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)も含めることで合意に達した。
 この迅速な行動は、廃棄物中のPOPsに対処し、有毒物質のない環境に向けて国際的に先導する欧州連合(EU)の不断の努力及びコミットメントについて、極めて強力なメッセージを発信するものである。
(※訳注1)PBDEs、HBCDD、SCCPs、PCDD/Fs、ダイオキシン様PCB
(※訳注2)パーフルオロオクタン酸(PFOA)とその塩及び関連化合物、PFHxSとその塩及び関連化合物、ジコホル(dicofol)、ペンタクロロフェノールとその塩及びエステル類
 当該政治的合意に関する詳細は以下のURLから閲覧可能。
https://environment.ec.europa.eu/news/commission-welcomes-political-agreement-persistent-chemicals-waste-2022-06-21_en
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州委員会(EC)
情報源(報道) 欧州委員会(EC)
URL https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/MEX_22_3905