食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu05830110149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、酵素により生産されるステビオール配糖体(E960c):ステビア葉の精製抽出物を酵素による生物変換で産生したレバウジオシドDの規格の改正案の安全性に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2022年5月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月16日、酵素により生産されるステビオール配糖体(E960c):ステビア葉の精製抽出物を酵素による生物変換で産生したレバウジオシドD(rebaudioside D)の規格の改正案の安全性に関する科学的意見書(2022年3月31日採択、23ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2022.7291)を公表した。概要は以下のとおり。 EFSAの「食品添加物及び香料に関する科学パネル」(FAFパネル)は、ステビア葉の精製抽出物を、酵素触媒を用いた生物変換を通して産生したレバウジオシドDの収載に関連して、酵素により産生したステビオール配糖体(E960c)の規格の改正案の安全性に関する科学的意見書を提示する。 レバウジオシドD(純度95% 乾物基準)は、ウリジン二リン酸-グルコシルトランスフェラーゼ(uridine diphosphate (UDP)-glucosyltransferase)及び遺伝子組換え酵母K. phaffii UGT-Aで産生したスクロース合成酵素(sucrose synthase enzymes)を用いてステビア葉の精製抽出物の酵素による生物変換を通して産生され、グリコシド結合を通してステビア葉の精製抽出物へのグルコースの移行を促進する。K. phaffii UGT-Aから産生された同酵素は、ステビア由来のステビオール配糖体の酵素修飾を通して産生される食品添加物レバウジオシドM (E960c(i))の製造工程において使用される可能性がある。 FAFパネルは、E960c(i)に対して既に確立された規格と整合させ、本申請書に記載された製造工程を通して産生された当該食品添加物に対して別の規格が必要とされると考察した。 FAFパネルは、UDP-グルコシルトランスフェラーゼ及び酵母K. phaffiiの遺伝子組換え株により産生されたスクロース合成酵素を用いて、ステビア葉の精製抽出物の酵素による生物変換を通して産生されるレバウジオシドDに関する毒性学的懸念はないと結論付けた。しかしながら、利用可能なデータに基づき、FAFパネルは、カナマイシン耐性遺伝子をコードするDNAの残留量が最終製品中にとどまる可能性を排除できなかった。最終製品中の組換えDNAの存在により、微生物叢にこの遺伝子が増加することが懸念される。 したがってFAFパネルは、組換えDNAが存在しないことが示されなかったため、酵素によるこの生物変換を通して産生されたレバウジオシドDの安全性は利用可能なデータを用いて十分に示されなかったと結論付けた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/7291 |